今年の日本の漁場にやってくるサンマの量は、去年並みの低い水準になるとの予報が発表されました。
【写真で見る】釧路市の鮮魚店に並んだサンマは1匹50000円
初競りで1キロ25万円 秋の味覚「サンマ」の価格はどうなる?
秋の味覚、今年はどうなる?
7月29日、水産庁が発表したのが、秋の味覚「サンマ」について。
2022年には、ピーク時の20分の1まで落ち込んだ漁獲量。
2024年は若干回復したものの、歴史的には低水準でした。
2025年の漁獲量はどうなるのでしょうか。
水産庁 漁場資源課 川島哲哉 課長
「サンマの来遊量は昨年並みの低水準となる」
2025年も、日本の漁場に来るサンマの量は去年と変わらない予想で、漁獲量は低水準になるようです。
7月に始まったサンマ漁。初競りでは1キロ25万円と、過去最高値になりました。
北海道・釧路市の鮮魚店にならんだ初物は、1匹あたり5万円と驚く値段です。
サンマを購入した夫婦
「サイズは大きい」
「立派。いいサンマですよね」
お話を伺ったご夫婦は、8匹(40万円分)を購入していました。
購入した人
「奥さんの誕生日だから」
購入した人の妻
「夕方、会社の人が帰ってきたらみんなで食べようと思う」
初物を会社で大盤振る舞い!皆さんテンションが上がります。
購入した人
「脂のっている?」
サンマを口にした会社の人
「おいしい。おいしい」
購入した人の妻
「みんなと一緒に食べられるのは幸せです、本当に」
購入した人
「ダイヤモンド買ってやれないから」
購入した人の妻
「サンマで 」
高値の理由は「鮮度」と「コスト」の問題
井上貴博キャスター:
これからサンマがおいしい時期になっていきます。
出水麻衣キャスター:
でも、サンマは高嶺の花ですね。
井上キャスター:
それでも、ほかの魚と比べて安い気がしませんか。もっと高くていいぐらい、おいしいものだと私は思います。
(高値になっているのは)日本近海の海水温が上がったことで、なかなか獲れなくなっているので、遠くへ遠くへと漁をしなければならないことが原因です。
稲ットわーく漁技研の稲田博史代表によると、例年は約2日で行ける場所でしたが、近年は約3日で行ける場所(※漁期 初期の場合)に漁をしに行っているようです。
遠くに漁をしに行くと、それだけガス代がかかります。コストを考えて遠くに行って、帰ってくると、鮮度も落ちているわけです。
それが高級魚だと、ある程度高く売れるかもしれないけれども、サンマは利益率が低く足が速い。「それならば獲るのは厳しいか…」となる漁師さんの気持ちもわかります。
しかし、これが続くと、どんどんサンマが少なくなり、食べられなくなるかもしれません。
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