
バレーボール世界のTOP18チームが集うネーションズリーグ男子の決勝ラウンド。準々決勝が31日(日本時間)、中国・寧波で行われ、前回銀メダルの日本(世界ランク5位)はポーランド(同1位)に0ー3(23ー25、24ー26、12ー25)のストレート負けを喫し準々決勝敗退。3大会連続の表彰台は叶わず、ベスト8で大会を終えた。試合後に監督と選手に話を聞いた(※世界ランキングは日本戦終了時点)。
【一覧】バレーボール2025年度日本代表選手&『ネーションズリーグ』日程
キャプテンの石川祐希(29)
Q.ポーランド戦を振り返って
石川選手:
1セット目、2セット目がチャンスあったところで取りきれなかったところと、セットの終盤と3セット目に関しては被ブロックが非常に増えてしまったのでそこが敗因だったというふうに思ってます。
Q.この試合で被ブロックが増えてしまった原因は
石川選手:
1セット目、2セット目の前半に関してはうまくリバウンドを取ったりとか、長くプレーができていたと思うんですけど、大事なところを勝負にいって間違った判断をしてしまったところが増えた原因かなと思います。3セット目に関してはポーランドのブロックもこちらのトス回しにほぼ2枚3枚付いていたので、その中で勝負してしまったアタッカーたちにも敗因は間違いなくあるとは思うので、そこの判断をスマートにやり続けることが必要だと感じました。
Q.この大会での収穫と課題は
石川選手:
この準々決勝でポーランドに負けたことがやっぱり課題だと感じましたし、世界選手権でも準々決勝でしっかり勝ち上がればポーランドと戦うことになると思うので、また成長した姿を見せることが必要だと思いますし、ポーランドももっといい選手が入ってきたりとかするので、それに対して勝ち上がる力を、残りの期間しっかりと練習をしてつけていく必要があると思います。
Q.世界バレーに向けて
石川選手:
今回ネーションズリーグで表彰台を目指して戦いましたけど届かなかったので、世界選手権でも表彰台を目指して戦うという目標は変わらないので、間違いなく今日以上に厳しい戦いになると思いますけど、そこを勝ち切ってこそ意味があると思っているので、しっかり勝ち切る、準々決勝を突破するということを頭に置いて戦いたいと思います。
ポーランド戦チーム最多17得点の宮浦健人(26)
Q.ポーランド戦を振り返って
宮浦選手:
第1セット、第2セットとも2点差で負けてしまって、ポーランドという強い相手に対しては数少ないチャンスをしっかり掴んでいかないと、本当にこのような試合になってしまうと思うんで、その一点をつかめるようにもっともっとチームとしても個人としても強くなっていきたいなと思います。
Q.世界バレーに向けて
宮浦選手:
全ての試合に出ることができて、昨年よりもしっかりマークがくる中で、自分の中で解決策を見いだしながら、このネーションズリーグを通してやれたと思うんですけど、ただこういった1点を取るためには、もっともっと力が必要かなと思います。
予選の日本ラウンドから合流した髙橋藍(23)
Q.ポーランド戦を振り返って
髙橋選手:
すごい悔しい気持ちですしもったいなかったなっていう部分で、やっぱり1セット目あそこを取るべきだったなっていうのを今でも思うので、この1、2セット目を取れなかった自分たちの甘さというか弱さというところはしっかり受け止めないとなとは思っています。
Q.乗り越えるべき壁とは
髙橋選手:
1セット目2セット目、本当終盤の場面でこちらのミスが出てしまったり、攻めきれず終わってしまうっていうシチュエーションがすごい多かったので、相手のサーブであったり、ブロックっていうところに最後捕まってしまうっていうのが、その1点が非常に難しいんですけど、そこを常に意識して次の世界バレーもそうですし、そこに向けてしっかり準備していかないといけないなと思っています。
Q.試合で意識したことは
髙橋選手:
こういった勝負がかかった場面っていう中で、どうしても力が入ってしまうっていうのはよくあることなので、自分自身はもちろんプレーの面でも、やっぱり無理に決めにいくんじゃなくて、基本的にはリバウンドであったり軟打でかわすことが多かったですし、少し3セット目に捕まってしまう場面ありましたけど、しっかりチームとして石川選手や宮浦選手、そこの攻撃陣にうまくリズムを作っていくっていうふうに意識はしましたし、声掛けの部分では、難しい試合の中で、自分の力が出せるっていうところを意識して声かけしてました。
男子日本代表の指揮をとったロラン・ティリ監督(61)
Q.今大会を振り返って
ティリ監督:
まずはレギュラーラウンドは非常に良い大会だったと思いますし、良い成績を収められたと思います。ただ今日の試合では怪我人もありながら、選手たちは存分に戦って第1セット第2セット接戦を繰り広げることができたんですけど、最後の方は集中力等々が切れてしまって、こういう結果に終わってしまいました。
Q.今後の課題になりそうなワードは
ティリ監督:
全ての技術において、課題は必要だと思いますけれども、より選手全員、よりアグレッシブにプレーすることが重要だと思います。ディフェンスもそうですしアタックも。まずはメンタリティと、アグレッシブさと、あとは自分たちのことを信じる信念、その3つだと思います。
Q.世界バレーに向けて
ティリ監督:
世界選手権に対して大きな期待をがあるということはわかっているので、しっかりと準備をしたいと思います。そして自分たちのスピリットを常に高く持ってもらうようにしたいと思います。
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