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「どこに行ってる?」備蓄米の流通たった2%…一体なぜ? 飛行機で“田植え” 輸入米の生産現場は【news23】

経済
2025-05-01 16:09

政府がこれまで放出した備蓄米21万トンのうち、スーパーなどにたどり着いたのはわずか2%程度だったことがわかりました。なぜ滞っているのでしょうか。


【写真で見る】“飛行機で田植え” カリフォルニア州のコメ農家


値上がり続き悲鳴 備蓄米はまだ届かず

止まらないコメの値上がりに、消費者からは悲鳴しか聞こえません。


スーパーの客
「おコメ5000円…。1か月5キロじゃ足りないし、年金生活なのでキツい」


横浜市のこちらのスーパーでは、5月1日から5キロあたり平均900円ほどの値上げをするといいます。 


そこで期待したいのが「備蓄米」ですが…


スーパーの客
「(Q.『備蓄米』スーパーなどで見たことは?)どこに行ってるんですかね。『何やってんの』って感じですよね」


農水省は4月30日、これまでに放出した備蓄米およそ21万トンのうち、スーパーなどの小売店や飲食店にたどり着いたのは、あわせて4179トン=全体の約2%と発表しました。


なぜ備蓄米の流通に時間がかかっているのでしょうか。


経済部 農水省担当 田中優衣 記者
「農水省は備蓄米の取引がこれまでになかったというところで、通常の取引と違い業者間の(契約の)調整などに一定の時間がかかっていると説明している」


“飛行機で田植え” 輸入米に注目

そこで民間企業に注目されているのが…


経済部 農水省担当 田中優衣 記者
「関税を払ってでも民間の企業が海外のコメを輸入する動きがすごく拡大しています」


日本の面積よりも大きいカリフォルニア州。アメリカのコメの一大産地です。


記者
「今、水が張られた状態ですが、田んぼの1区画がとにかく大きくて、ずっと向こうまで広がっています」


約20万ヘクタールにものぼる、広大な土地でのコメづくり。その“田植え”の方法は。


記者
「飛行機がやってきました。このように飛行機を使って種が撒かれます」


ちなみに、飛行機には一度に約2トンの種を積み込み、種まきの経路はGPSで管理しているそうです。


農家あたりの経営規模は日本の80倍と桁違いのアメリカのコメ農家。


ニュースで日本の消費者が輸入米に注目していることを知ったというマシューズさんは…


コメ農家 チャーリー・マシューズさん
「この地域は農業が盛んで最大のビジネスです。長い間そんな機会はなかったので、良い兆候です。大きな一歩ですね」


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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