
中国の習近平国家主席がロシアのミシュスチン首相と会談し、エネルギー分野での協力を強化する考えで一致しました。アメリカが中国に対し、ロシア産石油の購入をやめるよう圧力をかける中、改めて強い結束を誇示した形です。
中国国営の新華社通信によりますと、習主席は4日、北京を訪問しているロシアのミシュスチン首相と会談しました。
会談で習主席は「今年、中ロ関係は激しく変動のある外部環境の中でも着実に前進してきた」と指摘。「相互投資を着実に拡大し、エネルギーや農業、航空宇宙などの分野で協力を推進すべきだ」と強調しました。
これに対し、ミシュスチン首相も「貿易やエネルギー、農業などの分野での協力を深化させ、両国が協力することで多くの成果を上げたい」と応じたということです。
会談に先立ち、李強首相も3日、浙江省杭州市でミシュスチン首相と会談し、協力を拡大する方針で一致。共同コミュニケに署名しました。
その内容は、中ロ両国が「常にお互いを優先的なパートナーとして各分野での協力を強化し、外部からの挑戦に適切に対処する」とアメリカを念頭に置いたものとなっています。
そのうえで「両国の企業が石油や天然ガス、石炭などのエネルギー分野で協力を深めることを支持する」と表明しています。
アメリカのトランプ政権が「ロシア産の石油を中国が購入していることがウクライナでの戦争を経済的に下支えしている」と問題視する中、改めてエネルギー分野での強い結束を誇示し、アメリカに対抗する姿勢を見せた形です。
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