熱中症対策に有効とされるスポーツドリンクとして有名な「ポカリ」と「アクエリアス」。似ているようで、実は別モノだといいます。何がどう違うのか…取材しました。
“ポカリ”と“アクエリ” 実は飲むべきシーンが違った!
山形純菜キャスター:
スポーツドリンクのポカリスエットとアクエリアス、それぞれのイメージについて街の声、SNSの声をもとにまとめました。
【ポカリスエットのイメージ】
・さわやか
・風邪のときに飲む
・部活(青春)
・甘め
・CM
・熱中症対策
【アクエリアスのイメージ】
・さわやか
・アスリート
・ゴルフ
・すっきり、あっさり
・熱中症対策
ポカリスエットとアクエリアスは何が違うのでしょうか。
管理栄養士の望月理恵子さんによると、「主要な成分が違うので、飲むのに適したシーンが違います」ということです。
【ポカリスエットとアクエリアスの違い】
(※管理栄養士の望月理恵子さんによると)
▼ポカリスエット
主な成分:電解質(ナトリウム・カリウム)や糖質など
→体のエネルギーの補給に
適したシーン:長時間の作業・軽いジョギングなど
▼アクエリアス
主な成分:クエン酸やアミノ酸など
→筋肉のエネルギーの補給に
適したシーン:激しい運動中や運動後
どちらも体液と同じ濃度の「アイソトニック飲料」
→熱中症対策には有効
山形キャスター:
井上さんは、二日酔いのときにポカリスエットをがぶ飲みすると聞きました。
井上貴博キャスター:
「二日酔いのときはポカリスエットを最低500ml飲め」と恩師に言われて、それ以来ずっと実践しています。
山形キャスター:
お酒を飲みすぎると脱水症状にもなります。そういう場合も、ポカリスエット・アクエリアス、どちらでもいいそうですが、飲み過ぎは気をつけてください。
“経口補水液”、普段から飲むのはNG?
山形キャスター:
経口補水液とはどういったものなのか。東京歯科大学の寺嶋毅教授によると「スポーツドリンクとは別物と考えてほしい」ということです。
経口補水液は「ハイポトニック飲料」に分類されます。濃度が薄いため、より素早く体に吸収されることから、普段の水分補給には向いてないそうです。
経口補水液を飲むべきタイミングは、大量の発汗後や嘔吐・下痢などで「脱水状態」になった時だということです。
飲むべきかどうかの目安については、経口補水液を飲んでみて「飲みやすい」と感じた場合は、そのまま飲んで大丈夫だそうです。
反対に「少ししょっぱい」「味が濃いな」と感じた場合は、体のミネラルが足りている状態のため、そのあたりを飲むかどうか判断するポイントにしてみては、ということでした。
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