
おととし10月、埼玉県蕨市の郵便局で人質を取って立てこもり、警察官にむけて拳銃を発砲し殺害しようとした罪などに問われている88歳の男の初公判がきょう開かれ、男は「『殺意をもって』と言っているが、そんな気持ちは一切ありません」と起訴内容を一部否認しました。
【写真を見る】【速報】郵便局に人質取り立てこもり警察官に拳銃発砲 直前には病院で発砲 88歳男の初公判「『殺意をもって』と言ってるがそんな気持ちは一切ない」 さいたま地裁
無職の鈴木常雄被告(88)はおととし10月、自宅アパートの部屋にガソリンを撒き、火をつけた後、戸田市の病院で診察室に向けて拳銃を発砲し、男性医師(当時49)と男性患者(当時62)の頭にけがをさせて、殺害しようとしたなどの罪に。また、その後も蕨市の郵便局で女性局員2人を人質に立てこもり、駆けつけた警察官2人に向けて拳銃を発砲して、殺害しようとしたなどの罪にも問われています。
きょう、さいたま地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、鈴木被告は「『殺意をもって』と言っているが、そんな気持ちは一切ありません」と殺人未遂の罪についてのみ否認し、起訴内容の一部を否認しました。
鈴木被告は逮捕後の警察の取り調べに対して、病院での発砲については「診療の対応に不満があった」と供述し、郵便局での立てこもりについては「郵便局員との交通事故でトラブルがあり、恨みがあった」と供述していました。
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