
米国のエンターテインメント野球リーグ「BBCL(バナナボール・チャンピオンシップ・リーグ)」の「サバンナ・バナナズ」からドラフト指名を受けた元日本ハムの杉谷拳士さん(35)。ドラフトを終え、「ようやく新しい人生が始まったかなと思います」と“現役復帰”への意気込みを語り、バナナボールを通じて野球の新たな魅力を世界に発信する意欲を覗かせた。
杉谷さんは29日、自身のSNSを更新しドラフト指名を受けたことを報告。指名を受けた率直な心境について「驚いたというか、ここまで来るのにすごく長い道のりでしたけど、ようやく新しい人生が始まったかなと思います。嬉しいです」と語った。今後に向けては、「世界最高のエンターテインメントを日本の皆さんにも届けられるように、アスリートモードにならなきゃいけないですね」と意気込みを見せた。
BBCLは、野球とエンターテインメントを融合させたリーグ。サバンナ・バナナズを中心に発展した「バナナボール」では、四球を認めないルールやイニングごとの得点システムなど、独自のルールを採用している。試合開始から終了まで観客を楽しませる多彩な演出が特徴で、米国で爆発的な人気を集めている。
杉谷さんは、バナナボールの魅力について「無限の可能性を感じていて、日本のプロ野球はもちろん素晴らしい組織ですけど、世界にはまだまだ野球を通じて笑顔を届けられる。そんなエンターテインメントがあるんだなと思った」と説明。「それをやることによって日本の野球もまた、どんどん世界の野球が発展していくのかなと思いまして、自分が何か力になりたいなと思いながら過ごしました」と、挑戦を決意した背景を明かした。
今後の目標については「このバナナボールの輪っていうのを世界に広げたい。そしてまた日本の皆さんにも届けるっていう思いで、まずは自分が一番楽しむことかなと思います」とコメント。自身がプレーを楽しむことを通じて、バナナボールの魅力を日本にも伝えていきたい考えだ。
現役復帰にあたり、胸に刻むのは野球を始めた頃の純粋な気持ちだ。「心の底から野球を楽しむこと。初めて父親とキャッチボールした時に『野球って面白いな』と思ったように、そんな気持ちで1年間ずっと過ごしていきたいと思っています」と決意を語った。
バナナボール創始者のジェシー・コール氏は「彼はレベルの高いプレーができる」と杉谷さんを称賛。「彼はファンを呼び寄せることができる。私たちは、ファンを作り、エンターテイメントショーを盛り上げるためにこの“野球”を作った。その分野において彼はベストだと思う」と語った。
サバンナ・バナナズは「2027バナナボール・ワールドツアー」の一環として、2027年4月23、24日にドジャースの本拠地、ユニクロ・フィールド・アット・ドジャースタジアムで初めて試合を開催する予定。野球の新たな魅力を世界に発信する杉谷氏の挑戦が始まる。
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