
アジア大会 愛知・名古屋で3得点を挙げチーム得点王に輝き、銀メダル獲得に貢献したMF石井久継(21)。そして、準決勝で日本を救う同点ゴールを決めたFW石橋瀬凪(いしばし・せな、20)。ピッチ外でも抜群の仲の良さを見せる、湘南ベルマーレの期待の若手コンビだ。
涙をのんだ韓国との決勝戦からおよそ2週間。全6試合に出場した2人が、大会を振り返った。
仲良しコンビの“アシスト論争”
石井:小さい頃から大きい大会で優勝した経験があまりなく、優勝して帰りたかったので、すごく悔しかった。
石橋:レベルの高い大会で、相手が速かったり上手かったりした。優勝できなかった悔しさもあるが、良い経験になったし、良い大会になったと思う。
銀メダルの悔しさと収穫を口にした2人だが、共に奪ったゴールを巡って“ひと悶着”が起きる場面もあった。
日本が3-0で勝利したグループステージのタイ戦。左サイドの石橋からのパスをペナルティエリア内で受けた石井が、巧みなトラップから鋭い切り返しで相手DFをかわし、ゴールを奪った。このプレーについて問われると…
石井:あれはアシスト(の記録は)つくんですか?
石橋:アシストです。めちゃくちゃアシストです。
石井:でも瀬凪からボールをもらって、1、2、3、4タッチ目でシュートなので、まあアシストではない…。
石橋:アシストでいい!(アシスト)ついてますか?…よし!
公式記録は石橋のアシスト。石井は少し納得がいかない様子を見せたが、そのプレーの裏にはしっかりとした意図があったという。
石井:瀬凪がボールを持った時に、パスをもらいに行くべきか、スペースを空けるべきか、自分の中で整理できていた。ああいう形から点が取れてよかった。
まさに“阿吽の呼吸”で生まれたゴールだった。
湘南での活躍、そしてオリンピックへ
コンビネーション抜群の2人が次に見据えるのは、湘南ベルマーレでの活躍と、その先にあるロサンゼルス五輪の舞台だ。
石橋:湘南での結果や試合に出場することが一番大事だと思う。明確にオリンピックという目標があるので、そこに向かってやっていきたい。
石井:1人でゴールを決めて、1人で守備もできるような、1人で何でもできる選手になって、オリンピックに出場できるように努力したい。
悔しさを糧に成長を誓う2人。湘南から世界へと羽ばたく未来に向かって、歩みを進めていく。
※TBSテレビ『KICK OFF! J』(毎週日曜深夜0時58分~)2026年10月18日放送より
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