
安住紳一郎アナ(51)は習字とエレクトーン。宇賀神メグアナ(29)はピアノ・そろばん・水泳・バレエ・英語を習っていたと話しますが、令和の子どもたちの習い事事情は?
【写真を見る】酸素マスク装着で“ランニング”も…多様化する「子どもの習い事」そろばん人気ナゼ再燃?【THE TIME,】
子どもの習い事に「月8万円」
「チアダンスと英語。動くことが楽しい」(小5女子)
「くもんとプールとサッカー。クロールの級を合格出来て嬉しかった」(小3男子)
小学生の「3人に2人」は何らかの習い事をし、そのうち2つ以上掛け持ちしている子どもは半数以上。習い事の1か月あたりの平均費用は「1万6676円」という調査もあります。(※ベネッセ教育情報サイトより)
そして中にはこんな人も…
小3男子の母親:
「1か月8万円くらい。月曜⇒ジム、火曜⇒水泳、水曜⇒学習塾、木曜⇒水泳・くもん、金曜⇒水泳、土曜⇒水泳・サイエンススクール。日曜は水泳の朝練終わったら自由時間」
中学受験対策で「そろばん」人気
そんな中、令和の時代に人気が再燃しているのが【そろばん】です。
1986年には全国で約1万3000軒あった「そろばん教室」も2021年には4512軒となり、もはや“昭和の習い事”のイメージが強いそろばんですが、
2024年の「習い事ランキング」(学研教育総合研究所)では6位に!
(※教室数は「事業所・企業統計調査」「経済センサス活動調査」より)
『石戸珠算学園 豊洲教室』大野哲弥教室長:
「この1年間でも500人ぐらい生徒さんが増えた」
この教室では月4回のコースで8850円/月。(※教室により異なります)
小学生を中心に年少から通う子どももいるとのことですが、タブレット学習が進む中なぜ今「そろばん」なのでしょうか?
8歳の保護者:
「妻が昔そろばんをやっていて、中学受験をした。それで受験に一番効果があった習い事がそろばんだったので」
全国珠算教育連盟の調査によると、都内のそろばん教室では保護者の半数以上が「中学受験を考え」通わせているとのこと。
その背景には何があるのか…中学受験のプロに聞きました。
『SAPIX小学部』算数科・広野雅明講師:
「中学受験では、例えば算数・国語⇒100点、理科・社会⇒50点など、算数・国語の配点が高い学校が多い。最近は算数1科目だけの入試を行う学校が増えている」
外遊び減少「かけっこ」が人気
さらには、これも習い事?というものまで。
スポーツクラブの『メガロス』で展開してるのは【かけっこスクール】の「ミライクラン」。小学3年生~中学1年生約300人が通っているといいます。
東京・武蔵小金井店では、アリーナ(体育館)で子どもたちが両腕を上げて走ったり、片足で走ったりと楽しそうに走り方を習っています。(9218円/月※店舗により異なります)
しかしなぜ、わざわざ“かけっこ”を習わせるのでしょうか?
小3の保護者:
「近所の公園を見ても、遊べる所、思いっきり走れる所がなくなっていると感じる」
特に都心では、走り回れるような大きな公園は少なく、
都内の59.1%の公園では「ボール遊び」も禁止に。(※寺田光成ら〔2020〕「地方自治体による街区公園のボール遊びの規制実態に関する研究」ランドスケープ研究〔オンライン〕より)
『メガロス』スクール 坂本朱佑チーフマネージャー:
「室内での生活の時間が増えていく中で、走りに対して苦手意識を持っている子どもが非常に多くなってきている」
最先端「スポーツ科学」の塾
一方、ズラリと並んだランニングマシンに乗り走る子どもたちー。
よく見ると、全員“酸素マスク”を装着しています。
実はこれ、「低酸素環境」を作り出すマスクをつけて走ることで「持久力」を伸ばすプログラム。
全国に9店舗展開する『アローズジム』(※アローズラボ含めて27店舗)は、最先端のスポーツ科学を使い、5大基礎体力(視力・筋力・持久力・瞬発力・跳躍力)を向上させる子どものための【トレーニング塾】です。
当初はオリンピック選手を育成しようと設立したそうですが…
『アローズジム』スポーツ科学トレーナー清澤毬乃さん:
「最近はすごく運動が苦手な子が、逆に好きになりたいと通うケース多い」
壁にかかったモニターの赤く光った部分を手で押すプログラムは、プロの選手も取り入れている「動体視力」や「判断力」を高めるトレーニング。
他にも、床に設置された光るボタンを使い「瞬発力」や「跳躍力」を鍛えるプログラムなどもあり、週1回の授業で1万4300円/月です。
「運動が苦手だから上手になるように通っている」(小4男子)
「足も遅いし運動苦手だったから」(小2男子)
様々な目的で多種多様な習い事に通う令和の子どもたちは、毎日忙しそうです。
(THE TIME,2025年5月7日放送より)
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