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2回目の関税交渉「非常に突っ込んだ話できた」と赤沢大臣は評価も…日本企業の本音は「先行きは全く見えていない」 次回5月中旬以降で調整

経済
2025-05-02 17:14

トランプ関税をめぐる交渉の第2幕が終わりました。担当の赤沢大臣は「非常に突っ込んだ話ができた」と評価し、今月中旬に閣僚レベルで集中的に協議を行うことを明らかにしました。


午前11時すぎ、笑顔で登場した石破総理。


石破総理
「一致点が見いだせる状況には今のところなっていないが、非常に前向きな建設的な議論だったと報告を受けている」


こう評価したのは、けさ行われた2回目の関税交渉です。


「お昼はハンバーガー」。チーズたっぷりのハンバーガーで腹ごしらえした訪米中の赤沢大臣。この後、向かったのが交渉の舞台となる財務省でした。


記者
「今、爆発物がないかなど検査を受けているようです。結構厳しい検査を受けています。トランクも開けて、中身を見られているという状態です」


日米の直接交渉の第2幕。ベッセント財務長官や通商代表部のグリア代表らが参加し、議論されたのが…


赤沢亮正 経済再生担当大臣
「両国間の貿易の拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力など、具体的な議論を進めることができた」


「非常に突っ込んだ話ができた」とした上で、改めて関税措置の撤廃を強く求めたとしています。ただ、日本企業からは…


三菱商事 中西勝也 社長
「一体どのくらい業績に影響を与えるかは計りきれない」


日本航空 鳥取三津子 社長
「いずれにしても非常に不透明」


伊藤忠商事 石井敬太 社長
「今後行われる各国との関税交渉の着地点を、よく見極め、対応していきたいと考えている」


「先行きは全く見えていない」のが本音のようです。


企業への影響はアメリカ国内でも。自動車大手のゼネラル・モーターズは、関税措置により、今年1年間だけで最大7200億円ほど追加費用がかかるとの見通しを発表。アップルも関税によって今後、およそ1300億円のコストが発生する可能性があるとしています。


世界経済に暗い影を落とすトランプ関税。交渉はいつ決着するのでしょうか。


今後について赤沢大臣は「首脳にあげる前に閣僚レベルの交渉が増える」とした上で…


赤沢亮正 経済再生担当大臣
「(Q.6月に首脳間で合意ということが念頭にあるか?)そういう段階に入れればいいなと思っている」


日米両政府は今月中旬以降、閣僚間の協議を集中的に行う方向です。


政府内では、来月中旬に行われる予定のG7サミットにあわせて合意を目指すとの見方も出ています。予測不能なトランプ政権を相手に、果たして「一致点」を見いだせるのか。今後、駆け引きは、し烈さを増すことになりそうです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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