
高級店で楽しむイメージのある「厚切りとんかつ」がチェーン店でも展開されるほどの人気に。中にはお寿司のように“一切れずつ”提供されじっくり厚切りを堪能できるお店も。
【写真を見る】「厚切りとんかつ」ナゼ人気?“少々高くても”並んでまでも食べたいワケ【THE TIME,】
「重量感ある」厚切りが人気
ランチタイム。券売機に行列ができていたのはチェーン店の『松のや』西新宿店(東京・新宿区)です。数ある定食の中でみなさんのお目当ては…
70代男性・会社員:
「倍くらいの厚みがあったような気がするけど、とんかつの厚いやつが食べたいなと」
4月23日から発売された「厚切りロースかつ定食」(990円)は、通常のロースかつ定食(670円)よりも肉を60g増量。
THE TIME,マーケティング部 南後杏子アナ:
「一切れ持ってもかなりの重量感。んっ!やわらかい。ずっしりしているけど軽く食べられると思う」
通常のロースかつ定食よりは300円ほど高めですが、日常のちょっとした“ご褒美”にという人も多いようです。
「午後も研修が続くので、とんかつ食べて“美味しいものを食べた幸福感”で頑張ろうと」(20代男性・会社員)
「病院の検査の結果が良かったので。検査は憂鬱なので終わったら自分に“ご褒美”」(50代女性・自営業)
「肉汁あふれ出る」“厚さ3cm”のカツ
カツカレー専門店『いっぺこっぺ』新橋店(東京・港区)でも昼時には多くのサラリーマンで行列が。
看板メニューは、“厚さ3cm”もあるカツがのった「ロースカツカレー」(1200円)。
欧風カレーをベースにしたルウは、スパイスの主張を強め過ぎずとんかつを最大限に活かすために仕上げた味で、カツとの相性はバッチリです。
南後アナ:
「カツを噛むたびに肉汁があふれでてくるようなジューシーさがあって、甘みがあるので食べやすい。これは贅沢。ご飯も進みます」
分厚くても“柔らかジューシー”の秘密は、162~163℃でゆっくり低温で調理するから。そのあと余熱で柔らかく肉を仕上げるので、提供までの時間は10分ぐらいはかかるとのこと。
さらに値段も1200円とランチではお高めですが、それでも並んでも食べたいという人が続出のワケは…
「普段のランチをちょっと安く抑えて、こういったところで美味しいものを食べて“贅沢する”」(30代男性・会社員)
「だいぶ予算オーバーだけど、カツ自体の美味しさは『檍(あおき)』さんの方で知っていたので。今日商談で2人でこっち来ていて、“たまには贅沢するか”と」(30代男性・会社員)
そう、この店はとんかつの名店『とんかつ檍』が展開。人気を受け3年で急増し、現在は都内に12店舗にまで拡大しています。
厚切りカツを「一切れずつ」提供のワケ
厚切りの波は大阪・関西万博でも!
個人店で唯一出店している『とんかつ乃ぐち』の特徴は、まるで寿司店のように“一切れずつ提供する”ところ。
「乃ぐちのおまかせとんかつコース」(6800円)では、ロース・ヒレ・リブロースなど部位によって肉の銘柄を変え、分厚くカットされた揚げたてを一切れ一切れを堪能するスタイルです。
店主・野口典朗さん:
「常々揚げ物は揚げたてが一番美味しいと思っていて、さまざまな銘柄豚を一切れずつじっくり食べてもらいたくて一切れずつ提供というコンセプトにした」
ソースもレモンもかけずにそのまま一口食べた40代女性は「今まで食べた中で一番美味しいと思う」と恍惚の表情。
20代の女性も「もう一生食べられる。くどくない」と満面の笑みです。
コンビニでも厚切り“褒美食”
さらに、身近な場所でも“厚切り”が!
『ローソン』で人気なのは厚切りのロースとんかつが6切れ入った「三元豚の厚切りロースカツ」(473円)や、とんかつ まい泉が監修したソースをたっぷり使った「三元豚の厚切りロースカツサンド」(495円)です。
南後アナ:
「しっとりしたパンとふわっと優しいカツがすごくマッチしている。なかなか一口でいくのが難しいくらい分厚いんですけど、ランチとかこれで大満足ですね」
なぜ普通のとんかつではなく、“厚切り”にしたのか…?
商品部・厨房商品担当 新井陽子さん:
「一人暮らしのおかずとしても需要があるが、家族のいるお客様でも帰りがけに寄って、ちょっと忙しい中でも“身近で贅沢できる”ような商品ということで開発した」
“厚切り”とんかつで、自分へのご褒美を堪能するのもいいかもしれません。
(THE TIME,2025年4月28日放送より)
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