夏祭りから帰宅中にクマに襲われた男性。当時の様子を語りました。各地で出没するクマの対策に追われる自治体は“苦情”にも頭を悩ませています。
【写真で見る】腕にも背中にも…体長約1.5mのクマに襲われた傷痕
「衝撃がどんと…」 体長約1.5メートルのクマが住宅街に
クマに襲われた和田史郎さん(65)
「1メートル半ぐらい手前に来たら、クマだというのがわかりまして」
この男性は10日、山形県・戸沢村の住宅街で体長約1.5メートルのクマに襲われ、頭や顔などにけがをしました。
クマに襲われた和田史郎さん(65)
「構えたんだけど、衝撃がどんと向かってきたので後ろに押し倒された。そこの上に(クマが)乗っかって、いろいろこの辺(顔)もやられた。
たまたま一緒に後ろに来ていた人が助けてくれた、追っ払ってくれた」
男性を襲ったクマはその後、姿が見えなくなり、現在も見つかっていません。
クマめぐり苦情相次ぐ 駆除後には真逆の意見も
出水麻衣キャスター:
今回、クマは山形県に出没したようですが、皆さんは北海道・福島町でのニュースを覚えているでしょうか。
7月12日、新聞配達中の男性がクマに襲われ亡くなりました。このクマは、2021年に女性を襲い死亡させたクマと一緒だったということです。
北海道ヒグマ対策室には、次のような意見が寄せられたといいます。
「クマの駆除をしないからまた人が殺された。いい加減にしろ、無能集団が」
「仕事しないなら退職しなさいよ!」
このクマが7月18日、ハンターによって駆除されると…
「何でもかんでもクマを殺すな。山に返すべきだ」
「麻酔で眠らせて動物園に送り、その姿に癒やされるべき」
と、今度は真逆の意見が来たということです。
対策室には7月12日~24日の間に約120件も意見が寄せられ、職員5人ほどで対応しました。
担当者は「人身事故防止のため適正に行われた捕獲に関してはご理解いただきたい」と話しています。
なかには2時間も電話対応した方もいたということで、その時間があれば、もしかしたら対策のほうに労力が割けたかもしれないと思います。
井上貴博キャスター:
さまざまな意見があると思いますが、山に入って駆除したわけではないですし、危険なクマを駆除したということで、冷静に受け止めるべきではないかと思います。
これはもう業務妨害なので、組織として何か対応が必要なのかもしれません。
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