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男子20km競歩、山西利和は28位で“復活金”逃す...「ちょっと慢心があったかな」レッド3枚で2分間の待機響く【世界陸上】

スポーツ
2025-09-20 12:31

■東京2025世界陸上 男子20km競歩(20日、国立競技場ほか)


【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手


男子20km競歩で世界記録保持者の山西利和(29、愛知製鋼)が、世界陸上で自身3個目の金メダルを狙ったが1時間22分39秒の28位でフィニッシュ。15km過ぎまで先頭争いも、3度目の警告を受けたことによりペナルティーゾーンでの“2分間待機”が響いた。


前回ブダペスト大会では24位に終わるも、今季は2月の日本選手権で1時間16分10秒の世界記録をマークし、今大会で再び頂点を目指したが、復活の優勝は叶わなかった。金メダルは大会初日の男子35km競歩で銀メダルを獲得したC.ボンフィム(34、ブラジル)で、タイムは1時間18分35秒。


日本勢は、アジア選手権(5月)で銀メダル、初出場の吉川絢斗(24、サンベルクス)が7位入賞。世界陸上3度目出場の丸尾知司(33、愛知製鋼)が9位で惜しくも入賞には届かなかった。


「自分の感覚と見え方が合っていなかったかな」

20km競歩は国立競技場を出て周回コースに入り、1周1㎞のコースを18周して再び競技場に戻ってフィニッシュ。2026年から世界大会の20㎞競歩はハーフマラソンと同じ21.0975㎞に距離が変更されるため、20㎞競歩は今大会が最後に。


男子は47人で争われ、序盤はスロバキアの選手が前に出て、山西ら2位集団は4~5秒差でついていく。5㎞手前でスロバキアの選手を吸収し、8kmを過ぎて先頭集団は10人で山西、丸尾もその集団の中で安定したペースをキープした。


中間地点の10kmでは40分04秒で通過し後半の勝負へ。山西は徐々にスピードを上げ、12kmを過ぎでは、山西、中国の王朝朝、スペインのマクグラスの3人で先頭争い。だが14km付近で、今大会35km競歩で銀メダルのC.ボンフィムが後方から追い上げ、山西の前へ。フランスのボーディアーらも先頭集団に浮上し、残り5周を切り、8人の集団でサバイバルレースに。


15kmを過ぎて山西がペースを上げて自ら仕掛ける。だが、積極的な歩きで攻める山西に3枚目の警告が出てしまい、ペナルティーゾーンで痛恨の2分間の待機。残り3周で再びコースに戻るが、17km地点で28位と大きく順位を落としてしまった。単独先頭に浮上したボンフィムがそのまま逃げ切り、初の金メダル。初出場の吉川は粘りの歩きで、海外の強豪選手らに食らいつき、笑顔で日本勢トップの7位でフィニッシュした。


レース後、山西は「この1年半やってきたことを出せればと思いましたが、最後うまくいかなかった」と振り返り、「前半は注意が少なくて、ちょっと慢心があったかな、自分の感覚と見え方が合っていなかったかな」と3度の警告を悔やんだ。沿道の声援には「こっち側の耳がキーンとするくらい、ありがたかたった」と感謝。「今後どうするのか、どうなるかわからないですけど。難しいな。何か次につながるものがあればいいなと思います」と言葉を絞り出した。


【男子20km競歩・結果】
金)C.ボンフィム  1時間18分35秒
銀)王朝朝 1時間18分43秒
銅)P.マクグラス 1時間18分45秒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7位)吉川絢斗 1時間19分46秒
9位)丸尾知司 1時間20分09秒
28位)山西利和 1時間22分39秒


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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