
世界のトップアスリートが集う“東京2025世界陸上”。男子400m予選では中島佑気ジョセフ(23、富士通)が日本新記録となる44秒44を叩き出し、組2着で準決勝進出を決めた。日本記録更新は佐藤拳太郎(30、富士通)が44秒77をマークした23年の世界陸上ブダペスト大会以来2年ぶりで0秒33更新となった。
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国立の大声援を力に変えた中島「会場と一体化して皆さんの力をもらいながら」
世界陸上3大会連続出場となった中島。準決勝進出はブダペスト大会に続き2大会連続となった。レースを終え中島は「今回はかなりレベル高くなるかなと思っていた。ただ予選に関しては、最後流してフィニッシュできればいいかなと思っていたんですけど、思っていた以上に前の選手も前半から全く読めなく進んでいったので、かなりレベルが高いです」と振り返った。
レース後、電光掲示板に表示された「44秒44」のタイムに国立競技場は大盛り上がり。「日本の方々のたくさんの応援の声が聞こえるっていうのは新鮮でしたし、そこで変にプレッシャーに感じることなく、変に上がるようなこともなく、そういった歓声とか、皆さんの応援の力っていうのをしっかり自分の中に取り入れていって、会場と一体化して、皆さんの力をもらいながら走ろうって思っていたので」とレースを後押しした大歓声に中島は達成感溢れる表情を浮かべた。
自身のヘアスタイルに「自分がヒョウになったような気分になるので」
大会開幕前に散髪したという中島は「(以前の髪型は)ちょっと空気抵抗あるかなと思って(笑)やっぱりずっと最近はこの髪型で戦ってきましたし、この髪型にすると、自分がヒョウになったような気分になるので、この髪型で走るのが好きですね」と自身のヘアスタイルについて笑顔で明かした。
16日に控えた準決勝には「自分のリズムで今までやってきたところっていうのを体現していきたいので。歴史を塗り替えるというところも意識してなくはないですけど、ただやっぱり自分のレースをする。自分のやりたいことを徹底していきたいと思います」と意気込んだ中島。
最後に「世界の選手に挑むっていうよりかは、もう自分が世界の選手の一員になるっていうような感じで。下克上をするっていうよりかは、自分もこの大会の主役になれるぐらいの力っていうか自信を持って挑みたいと思います」と自身初の決勝進出へ向け前を見据えた。
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