
■高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2025(27日、岐阜・長良川競技場発着、 21.0975km)
高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンが24日、岐阜で行われ、東京2025世界陸上女子マラソン代表の小林香菜(24、大塚製薬)が1時間9分09秒で4位。これまでの1時間14分00秒の自己記録を大きく更新する走りを見せた。
1月の大阪国際女子マラソンで2時間21分19秒の自己新、日本女子歴代10位の記録をマークし、東京世界陸上の代表をつかみ取った小林が高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンに出場した。
「最後まで粘り強く走り、ハーフでも自己ベストを出したい」と語っていた小林、気温15℃、湿度40%の好条件となった。スタート前には横に並んだ松田瑞生(29、ダイハツ)と笑顔で言葉を交わしていた。
男子選手と一緒に走るレースとなったが小林は力強いピッチ走法でしっかりと自分のペースを刻んでいった。5㎞は16分01秒と自己ベストの1時間14分00秒を大きく更新するスピードとなった。
10㎞通過は32分39秒とこの5㎞は16分38秒、この時点でも自己ベストを更新するペースとなった。15㎞は49分12秒、10㎞から15㎞の5㎞は16分33秒と少しペースが上がった。後半に入ってもペースは落ちず、20㎞通過が1時間5分36秒、この5㎞は16分24秒と好走。
最後までスピードが落ちずに、これまでの1時間14分00秒の自己ベストを大きく更新する1時間9分09秒の4位でフィニッシュした。
小林は「思いのほか自己ベストを大きく更新して安心している。ハーフで良い走りができたのは初めてなので良かった」と喜びを現し、東京世界陸上に向けては「未熟なので地道に自分らしくトレーニングして頑張りたい」と語った。
小林は早稲田大学時代は競走部ではなくランニングサークルで活動、大塚製薬に入社し、1年目から活躍、2024年12月の防府読売マラソンで2時間24分59秒の大会新記録で自己最高タイムをマーク、11月のプリンセス駅伝では3区で10人抜きの快走を見せた。そして、東京世界陸上の選考会を兼ねた1月の大阪国際女子マラソンでは2時間21分19秒と自己記録を更新し、代表の座を射止めた。このハーフマラソンでも自己新の1時間9分09秒、ニューヒロインの進化が止まらない。
※写真は1月の大阪国際女子マラソン
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「水道水がおいしい都道府県」全国1位は?“蛇口からミネラルウォーター”の地域も【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】