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トランプ大統領“64年ぶり”異例の出迎え「習主席は偉大な指導者」首脳会談へ…異例“厚遇”のウラに双方の思惑「貿易」と「台湾」狙う“成果”は【Nスタ解説】

海外
2026-09-24 19:32

24日の米中首脳会談に向け、習近平国家主席がアメリカに到着しました。トランプ大統領は異例ともいえる歓迎ぶりをみせています。


【写真で見る】長さ約30m!赤じゅうたんを並んで歩くトランプ大統領と習近平国家主席


トランプ氏異例の“厚遇” 習主席を自ら出迎え 

日本時間24日の朝7時前、ワシントン郊外に到着した中国の習近平国家主席。


タラップを降りた先に待っていたのは、トランプ大統領とメラニア夫人です。


笑顔で握手し、しばし言葉を交わしたあと並んで歩いたのは、アメリカ側が用意した長さ約30mにも及ぶ赤じゅうたんでした。


アメリカの大統領が外国の首脳を空港などで出迎えるのは、実に64年ぶり。通常は閣僚が担当しますが、大統領自ら出迎えるのは極めて異例です。


礼砲のほか、B-1爆撃機が上空を飛行。トランプ氏がここまで習氏を厚くもてなすのは「米中関係の改善」を強く望んでいることの表れだといえます。


中国国営メディアによると、この場で、トランプ氏からこんな言葉があったといいます。


トランプ大統領(中国国営メディア)
「習主席は偉大な指導者で、これは偉大な瞬間だ」


一方、習主席は訪米にあわせ、米中は「ライバルではなく、パートナーであるべきだ」との談話を発表しています。


中国系市民が歓迎 “貿易戦争”は2か月停止で合意

このころ、ワシントン中心部では…


記者
「習近平国家主席を歓迎するため、多くの中国系市民が集まっています」


集まった人たちは「習主席の訪米を歓迎します」などと書かれた横断幕を掲げました。


中国系の市民
「どのような協力関係が築かれるにせよ、両国の人々を幸せにするものになることを願っています」


会談の成功に向けた両国の調整は、ぎりぎりまで行われました。


ベッセント財務長官はこの日、何立峰副首相と会談。11月が期限となっている追加の関税や輸出規制などの“貿易戦争”を停止する措置を、2か月間延長することで合意したと明らかにしました。


これにより、貿易をめぐる対立は一旦は回避されそうですが、交渉が停滞することで、トランプ氏の「成果」となりえた大規模な貿易合意も先送りされるものとみられます。


24日に行われる首脳会談ではこのほか、台湾問題やAIも主要な議題となる見通しですが、双方の隔たりは依然大きく、落としどころを見つけられるかが注目されます。


米中首脳会談へ 落としどころは?

井上貴博キャスター:
米中お互いに外交成果が欲しいという焦りがあるなか、ポイントを2つに絞りました。


まず一つが▼貿易戦争です。アメリカとしては「停止2か月延長で合意」と発表しました。


ワシントン支局の涌井文晶支局長によれば、アメリカは「中間選挙を見据え、習近平国家主席との関係維持を優先したい。年内にある首脳会談を着実に実施する狙いか」ということです。今踏み込んでこじれるよりも、安全策をとろうという棚上げが見えてきます。


一方、中国側が最も重視しているのは、間違いなく▼台湾問題です。アメリカが台湾に武器を売却することを懸念しています。


中国外務省アドバイザーの呉心伯氏は「(仮に習氏に譲歩すれば)経済や貿易等の要求を真剣に検討するだろう」と話しており、「アメリカ側が台湾問題に首を突っ込んでこなければ、あなたに譲歩する余地があります」というのが中国のスタンスだと分析しています。


出水麻衣キャスター:
今のところアメリカは台湾に対する武器の供与は検討中ということで、こちらもペンディングにしている状況です。


いずれにしても、中間選挙がどうなるかで事態が大きく動いていきそうです。この2か月間で、どう地ならしをできるか。そこに日本がなかなか介入していけないもどかしさもあります。


井上キャスター:
習近平国家主席としても、国内事情を考えると、ここは弱気には出られません。


トランプ大統領からすると、やはり11月3日の中間選挙が喫緊の課題ということで、しのぎあいが続きそうです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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