
日中関係の緊張が続くなか、アメリカの議会で日本を支持し、中国を批判する決議案が提出されたことについて、中国外務省の報道官は「戦後の国際秩序を守ることは中国とアメリカの共通責任だ」として、アメリカをけん制しました。
アメリカ議会上院の共和党・リケッツ議員は17日、「中国による日本への威圧に対抗し、日米同盟への揺るぎない支持を表明する決議案」を提出しました。
これについて中国外務省の郭嘉昆報道官は19日の会見で、「第二次世界大戦の成果と戦後の国際秩序を守ることは中国とアメリカを含む国際社会の共通責任だ」とアメリカをけん制するとともに、日本の姿勢を改めて批判しました。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「日本側がすべきことは、真摯に耳を傾け、深く反省することであり、国際社会のあちこちで言い逃れし、責任を逃れ、味方に引き入れるべきではない」
また、「高市総理のでたらめな言論は、日本国内やアメリカ、国際世論上でも多くの客観的かつ理性的な反対と批判の声を引き起こした」と主張、「真摯に誤りを反省し、発言を撤回する」よう、改めて要求しました。
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