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「Sランク警戒」の断層が…熊本地震 最大震度7 死者36人「避難拠点となるイオンモールで爆発7人死亡」被災従業員「1回戻らないと…」 ”記録的猛暑”での過酷な避難生活【サンデーモーニング】

国内
2026-08-02 17:29

あれから10年。再び震度7の地震が熊本を襲いました。今回は猛暑が続くさなかでの地震となりました。被災者のケアが喫緊の課題となっています。


【写真を見る】被災従業員「金庫にお金を入れないと…」約3000人が避難後に何が?


「Sランク警戒の断層が…」最大震度7の揺れ 死者36人

日本各地に存在する活断層。中でも、赤く塗られているのが地震発生確率が最も高いSランクに位置づけられている断層です。その一つ、熊本の日奈久断層帯が大地震を引き起こしました。


その日奈久断層帯の一部とみられる大きな亀裂が、寸断された高速道路の真下に現れました。10年前の熊本地震を引き起こし、まだ割れ残りがあるのではと警戒されていた断層が動いたのです。


28日、熊本を襲った最大震度7の地震。
熊本城では石垣が崩落し、各地で火災も発生。道路にはあちこちで亀裂が走り、陥没した穴に車が転落。橋の歩道も崩れ落ちました。家屋の倒壊も相次ぎ、命を落とす人も。


地震で揺れる中、画面の上の煙突が倒れます。日本製紙・八代工場では、折れた煙突が施設を直撃し、従業員9人が死亡しました。


被災従業員「1回戻らないと…」イオンモールで爆発7人死亡

そして、予期せぬ事態が起きたのは、地震発生から約1時間20分後のことでした。


「イオンモール熊本」で突然起きた爆発です。
壁や天井が吹き飛び、鉄骨がむき出しとなりました。


これは地震発生直後の館内の様子。夏休みで多くの客が訪れていて、約3000人がいたといいます。


騒然となりながらも、人々は速やかに避難。地震発生から30分後には、全員の避難が完了したといいます。


しかし、その50分後に爆発。館内にいた7人が死亡しました。


そのうちの1人、22歳の娘を亡くした母親は、事故をテレビで知り、すぐさまメッセージを送りました。


しかし...


22歳の娘を亡くした母親
「全然“既読”がつかなくなって...」


連絡が取れなくなったと言います。
母親によると、娘は一度避難したあと、居合わせた親戚に、こう言い残していました。


22歳の娘を亡くした母親
「『1回戻らないといけない』と。いとこは(それを)止めていて、『金庫にお金を入れないといけないと言われたので戻る』と言って、戻った…」


その後、爆発が起きました。


LPガス漏れで引火した可能性 避難拠点の施設で何が…

「イオンモール熊本」では、屋外のタンクから配管を通して、LPガスが館内の飲食店や空調へ供給されていましたが、地震で配管が損傷し、漏れたガスに引火した可能性が指摘されています。


ガス漏れを防ぐ遮断弁はありましたが、機能したかどうかはわかっていません。


そもそも、このイオンモールは、自治体と協定を結んでいて、災害時の避難拠点となる施設でした。10年前の熊本地震では、一時避難所として車中泊の避難者に駐車場は開放されました。その施設で爆発が起きたのです。


イオンによると、地震が発生すると、まず、避難誘導を行います。震度5弱以上は全員避難となっていて、さらなる地震のリスクから、館内には戻れません。


人員の安否確認が行われ、その後、施設の安全が確認されれば、状況に応じて、館内や駐車場を避難拠点として使う手順になっていますが、今回の爆発は、その避難後の安否確認の最中に起きました。


改めて、爆発の映像をみると、2階の壁が吹き飛び、道路を走るトラックまで破片が飛んでいることがわかります。


出水麻衣キャスター
「穴が開いていますね。トラックの荷台部分もなにかが当たったからでしょうか、中の荷物が丸見えの状態になっています」


“記録的猛暑”での避難生活 車中泊の被災者も暑さとの戦い

避難拠点で起きた今回の事故。さらに被災者を待っていたのは、記録的な暑さです。


30日、猛暑日となった八代市の避難所では“熱中症”と見られる人が救急搬送されました。


熊本県内では31日まで停電がつづき、エアコンが使えず、日陰で暑さをしのぐ人の姿も見られました。


自宅が被災し、中に入れないため、車中泊を余儀なくされている人もいます。


車中泊をする住民
「あまり熟睡はできない。2時間くらいで起きてしまう」


車内でクーラーをつけ続けるため、ガソリンは4日ほどしかもたないといいます。
そのため、ガソリンスタンドには長い列ができていました。


さらに深刻なのが断水です。給水支援も続いていますが、断水が解消する見通しは立っていません。


避難する市民
「これ(Tシャツ)も3日着ている。早くシャワーでもいいから浴びたい」


県によると、今回の地震による死者は36人。10年前の地震では、長引く避難生活や精神的ストレスなどを原因とする関連死が228人、死者全体の8割にものぼりました。


猛暑が続く被災地。一刻も早いケアが求められます。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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