今年度の最低賃金は、全国平均の時給の目安を過去最大の63円引き上げ、1118円にすることでまとまりました。

最低賃金は、企業が労働者に最低限支払わなければいけない賃金で、現在は全国平均の時給で1055円となっています。

こうした中、きのう、厚労省の審議会が行われ、今年度の最低賃金について、全国平均の時給の目安を過去最大の63円引き上げ、1118円にすることでまとまりました。また、引き上げ幅の目安は、東京などの都市部は63円でしたが、地域間格差を解消するなどの理由から一部の地方では64円になり、初めて都市部を上回りました。

目安通りに引き上げられれば、すべての都道府県で最低賃金が1000円を超えることになり、今回の目安をもとに各地の地方審議会が協議して、引き上げ額が決定します。

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