参議院選挙を受けた臨時国会がきょう召集されました。新人議員が意気込みを語る一方、早速、ガソリン減税をめぐる与野党の協議も始まっています。
午前8時の開門と同時に登院する新人議員たち。一番乗りだったのは、参議院選挙で17議席を獲得し躍進した国民民主党の議員です。
小さなランドセルを手に登院したのは、社民党のラサール石井議員。
社民党 ラサール石井 参院議員
「ピカピカの1年生だと。歳も歳だし芸能界も長いが、また新たなところに踏み込んでいって頑張る」
今回の参院選で注目された議員たちは、“古い政治からの脱却”を訴えました。
チームみらい 安野貴博 参院議員
「我々みたいなスタートアップ政党がしっかりと国政の現場に入っていって、旧態依然とした業界を変えていきたいことが大きく言うとやりたいことでございます」
泉房穂 参院議員
「永田町の偉いさんの方を見るんじゃなくて、国民の顔を見た政治をすべきだと。もう古い政治さようならって感じやけどなと私は思ってるけど。また叩かれるかな、こんなこと言ったら。大丈夫かな、もういいけど叩かれても」
また、「日本人ファースト」を掲げ、台風の目となった参政党。サポーターに見送られる中、そろって登院しました。そのうちの1人、「さや」改め、塩入清香議員は。
参政党 塩入清香 参院議員
「緊張と喜びとで胸がいっぱいです。参政党には素晴らしい先輩方がたくさんいますので、しっかりと先輩方から学んで、良いパフォーマンスができるように頑張りたい」
一方、選挙期間中、「核武装は最も安上がり」などと発言したことについて質問が及ぶと。
「(Q.核武装の発言についてご自身の…)その件についても後ほど返事を。党とのすり合わせが終わりましたらご報告させて頂きます」
参院選で躍進した国民民主党と参政党が委員会の委員長ポストを手に入れるなど、景色が一変した国会。衆議院に続き、参議院でも少数与党となった石破総理は、自民党議員に結束を呼びかけました。
石破総理
「私どもとして一致団結、日本国のために、世界のために共に働いてまいりたい」
依然、党内から「退陣論」が止まない石破総理に対し、野党は攻勢を強めています。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「参議院選挙は石破政権に対して『NO』という意思表示が民意だった。民意を踏まえて続投するならば、これまで言ってきたことの政策の修正があってしかるべき」
「与党の政策を修正させる」。その第一歩として野党が狙いを定めたのが“ガソリン減税”です。
けさ、野党7党はガソリン税の暫定税率を廃止するための法案を国会に共同で提出。午後には早速、代わりとなる財源の確保策や流通への影響などを話し合う与野党の実務者協議が始まりました。
今後の政局を占う国会となりそうです。
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】