けさ、東京・品川区のマンションで火事があり、充電中の手持ち型扇風機=ハンディファンから出火したとみられてます。身近なハンディファンですが、使い方には注意が必要です。
マンションの一室からあがる白い煙。けさ、東京・品川区にある10階建てのマンションの一室から出火し、男女あわせて6人が軽いけがをしました。
火元の部屋で充電していた手持ち型扇風機=ハンディファンから出火したとみられています。
ハンディファンの多くに使われているリチウムイオン電池。使い方によっては火災など大きな事故に繋がる可能性が指摘されています。
リチウムイオン電池が搭載されたモバイルバッテリーを必要以上に充電したため、発火に至ったケースの再現映像です。
NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、リチウムイオン電池を使った製品の事故は去年までの5年間で1860件起きていて、8割以上が火災に繋がっているということです。
そのうち、ハンディファンによる事故は40件にのぼり、23件が充電中に発生していました。
NITE製品安全広報課 宮川七重 課長
「充電しているときはエネルギーがどんどん溜まっているときなので、電池が傷ついていたり、異常が顕在化しやすい状態が充電しているとき。色んな条件が重なって火事になった」
さらに、ハンディファンをめぐってはこんな事故も。地面に落とすなど、強い衝撃を受けたハンディファンの電池をそのまま使用すると、破裂や発火に繋がるおそれがあるということです。
NITE製品安全広報課 宮川七重 課長
「携帯用扇風機はとても身近なもので、手放せないものかもしれません。実は熱に弱い、衝撃に弱いデリケートな製品だと思ってお使いいただければ」
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