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死亡事故の7割以上で“足がかり”となる物が… 住宅の窓やベランダからの子ども転落死亡事故 32年で少なくとも134件 消費者庁が調査報告書公表

国内
2025-06-24 16:49

住宅の窓やベランダから子どもが転落して死亡した事故のうち、7割以上で窓やベランダの手すり近くに足がかりとなる物があったことが消費者庁の調査でわかりました。


消費者庁の消費者安全調査委員会がきょう公表した調査報告書によりますと、2024年までの32年間で0歳から5歳の子どもが住宅の窓やベランダから転落して死亡した事故は少なくとも134件ありました。


このうち7割以上で、窓やベランダの手すり近くに足がかりとなる物が確認されたということです。


0歳児が窓のそばに置かれたベッドを足がかりに窓枠をよじ登って転落するケースや4歳児がバルコニーに置かれた室外機の上に上って転落するケースがありました。


このほか、ベランダの手すりの隙間をすり抜けて転落したケースも2件ありました。


保護者が在宅しているときに起きた事故がおよそ5割で、報告書は「仮に在宅していた場合であっても、転落直前の段階で気づいたのでは、保護者が子どもの転落を止めることは難しい」としたうえで、子どもが簡単に窓を開けられないよう補助の鍵をつけるなど、事故が起こりにくい住環境を整えることが必要だとしています。


具体的なチェックポイントとしては以下の5点を挙げ、点検を呼びかけています。


▼窓の近くに家具が置かれていないか
▼窓の鍵に子どもの手が届かないか
▼ベランダに物が置かれていないか
▼室外機がベランダの手すりの近くにないか
▼手すりの仕様がよじ登りやすい、あるいはすり抜けやすいものになっていないか


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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