事件の捜査で訪れたことがあるアパートの一室に侵入し、現金あわせて3000万円を盗むなどした罪に問われている元警察官に、東京地裁は懲役2年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
警視庁蒲田署の元巡査部長・小林元気被告(45)は、今年1月と2月の2回にわたり、高齢男性の死亡事件の捜査で訪れたことがある東京・大田区のアパートの一室に合鍵などを使って侵入し、現金あわせて3000万円を盗むなどした罪に問われています。
小林被告は先月の初公判で起訴内容を認めた上で、時折、涙をぬぐいながら「家の買い換えや老後への不安があり、お金が欲しかった」と動機を説明していました。
きょうの判決で、東京地裁は「職務遂行中の悪質な犯行で、警察組織への信頼を著しく低下させた」と指摘した上で、「犯行を悔いて被害者の家族に返金し、自首もしている」として、小林被告に懲役2年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
判決の最後、裁判官が「もうないと思いますが、自分が犯した罪についてこれから良く考えて生活してください」と語りかけると、小林被告は小さく頷きました。
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