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「娘が変わり果てて帰ってきたら憎しみしかない」岡崎彩咲陽さんの父親語る ストーカー被害「相談した」「受けた認識ない」親族と警察で食い違う言い分【news23】

国内
2025-05-06 17:07

川崎市で20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件。ストーカー被害の相談をしたという親族に対し、警察は「相談を受けた認識はない」とするなど、言い分に食い違いが出ています。


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「娘が変わり果てて帰ってきて、憎しみしかない」

20歳の誕生日を迎えたあと行方不明になり、遺体となって見つかった岡崎彩咲陽さん(20)。
5日、約4か月半ぶりに川崎市の自宅に戻りました。

遺体は死後1か月以上経っているとみられ、一部は白骨化し、焼けた痕もあったということです。


岡崎さんの父親
「遺体の状態もよくなかったから。自分の娘が変わり果てて帰ってきたら憎しみしかないじゃないですか」


岡崎さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕・送検されたのは、元交際相手の白井秀征容疑者(27)です。


岡崎さんは交際中も、さらに別れた後も白井容疑者との関係に悩んでいたといいます。

2024年9月に岡崎さんが被害届を提出しましたが、親族によると、取り下げざるを得なかったといいます。


岡崎さんの弟
「結束バンドで縛られて川に連れていかれて、『お前 被害届を取り下げるか、ここで殺されるかどっちがいい』とか言われたり」


親族らによりますと、岡崎さんは白井容疑者と別れましたが、その後、白井容疑者はストーカー化。

2024年12月、ストーカー行為をやめるよう、岡崎さんと祖母、祖母の姉で説得しますが、白井容疑者は豹変することがあったといいます。


岡崎さんの勤務先 飲食店 店長
「背中をピンとして反省している顔はしてるんですけど、(祖母らが)席を外した途端になんか豹変。テーブルの下で彩咲陽さんの足を蹴っていた。すごくたちが悪い」


友人の抱いた違和感 なりすまして送った可能性も

さらに岡崎さんが行方不明になった後には、本人になりすまして友人にメッセージを送った可能性があるとみられています。


岡崎さんの友人
「『彩咲陽、ひでくんさん(白井容疑者)といるの?みんな心配してるよ、連絡つかないって言ってるけど』(とメッセージ送ったら)、『いるわけない笑』(と返ってきた)。(岡崎さんは)『おけよん』『わかったお』みたいに『よ』『お』とかで話すので、これは違うと思った。男が打っているんじゃないかなって思いました」


親族らは以前から白井容疑者からのストーカー被害を訴えていて、岡崎さんが姿を消した3日後に父親が行方不明届を提出しましたが、それ以降、携帯の電波が途絶え、警察は位置情報を追えなくなったということです。


そして、約4か月後の4月30日、白井容疑者の自宅から岡崎さんの遺体が見つかりました。


白井容疑者は岡崎さんの遺体を遺棄した疑いについて「間違いありません」と認めているということです。


対応巡り食い違い  警察の説明に遺族「嘘ばかり」

容疑者は逮捕され取り調べが進んでいますが、親族らは警察の対応に強い不満を抱いています。


岡崎さんの父親
「もう怒りしかない。捜査の方法が間違っているから娘が死んだと思っているので。それは絶対許さない」


親族と警察の主張は対立しています。

まず行方不明前、親族は警察にストーカー被害を相談していたといいますが、警察はそもそも相談を受けた認識はないとしています。

岡崎さんは2024年12月9日から行方不明となった20日まで9回警察に電話しましたが、この間、警察は白井容疑者から事情を聞かずにいました。

これについて警察は「岡崎さん自身が警察の対応を望んでいなかった」と説明しています。


次に行方不明になった直後、当時岡崎さんが暮らしていた祖母の家の窓ガラスが割れていたことについて、親族らは「警察は『事件性がない』と言った」と訴えますが、警察側はそのような説明はしていないとしています。


また岡崎さんと白井容疑者は交際したり別れたりを繰り返していて、トラブルが起きた際は対応にあたってきたといいます。

こうした警察の説明に岡崎さんの父親は…。


岡崎さんの父親
「内容が全然違う。嘘ばっかりついてるから話にならない」

Q.どのあたりが嘘?

岡崎さんの父親
「ほぼほぼ」


捜査は適切だったのか。
警察は今後の捜査により、一連の経緯も含め、事案の全容を明らかにしていくとしています。


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