天皇皇后両陛下の側近が宿直勤務中に両陛下らの私的な生活費からあわせて360万円を盗んだとして、職員を懲戒免職にするとともに、窃盗の疑いで皇宮警察に刑事告発したと宮内庁が発表しました。
【写真を見る】【速報】天皇皇后両陛下らの側近が私的生活費360万円を盗んだとして懲戒免職 すでに全額弁済 宮内庁
懲戒免職処分を受けたのは、両陛下の側近の侍従職だった20代の宮内庁職員です。
宮内庁によりますと、職員は今年3月下旬、宿直していた事務室において、課長補佐が管理する内廷費=両陛下らの私的な生活費から3万円を盗んだということです。
その後の確認で、職員は2023年11月から2025年3月までの間に同様の盗みを繰り返し、現金あわせて360万円を盗んだことを認めたということです。
宮内庁は4月28日付けで、窃盗の疑いで皇宮警察に刑事告発するとともに、きょう(5月1日)付けで懲戒免職にしたと発表しました。
また、上司にあたる課長補佐の職員も内廷費を適切に管理する職務を怠ったとして、減給1か月の懲戒処分にしたと発表しました。
内廷費は天皇ご一家と上皇ご夫妻の私的生活費にあたるお金で、職員はすでに全額を弁済したということです。
宮内庁は「職員の行為は、著しく官職の信用を失墜させるものであり、国民全体の奉仕者としてふさわしくない非行である」としています。
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