アメリカとの関税交渉をめぐり、自民党の食料安全保障強化本部などはきょう、「農林水産品を犠牲にするような交渉方針は断じて受け入れられない」などとする決議を取りまとめる方針であることが分かりました。

自民党はきょう午後、森山幹事長がトップを務める食料安全保障強化本部などの合同会議を開き、アメリカとの関税交渉をめぐり協議する方針です。

きょうの合同会議では、「自動車関税を引き下げたり工業製品を守るために、農林水産品を犠牲にするような交渉方針は断じて受け入れられない」などとする決議を取りまとめる方針です。

また決議には、「農林水産品を犠牲にすることにより国益を損なうことがあってはならない」と明記した上で、政府に対し「守るべきは守るとの姿勢を徹底し、米国との協議に臨むべき」と求めています。

森山氏らはきょう夕方、農林水産省を訪れ、この決議を江藤農水大臣に申し入れる方針です。

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