エンタメ
2025-11-26 07:00
6人組グループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太(Kis-My-Ft2)が、初の単独ドキュメンタリー『玉森裕太 MODE』(Prime Video/12月1日午前0時より世界配信)で、衣装制作の裏側を公開している。このほどオリコンニュースでは玉森にWEB媒体独占インタビューを実施。表舞台ではキスマイのセンターとして光を放つ玉森が“裏方”として試行錯誤を重ね、真摯に挑戦し続けるその心境に迫った。
【写真】アンニュイな姿にドキッ!私服での撮影に臨んだ玉森裕太
2018年からグループの衣装監修を担当し、海外のファッションイベントにも積極的に参加してきた玉森。今回のドキュメンタリーでは、2024年のドームツアー『Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis』から2025年アリーナツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2025 MAGFACT』までの1年間を密着取材し、“大人になったKis-My-Ft2”の新たなスタイルを追求する姿が映し出さされている。
衣装のデザインの監修から素材選びまでを手がける玉森は、グループのステージを彩る服作りに強いこだわりを見せてきた。彼が制作に込めるのは、Kis-My-Ft2の6人がそれぞれの魅力を最大限に発揮できるための工夫と情熱。その根底には“グループ愛”がある。「みんながテンション上がる姿が原動力」と語る彼の言葉からは、メンバーへの深い信頼と誇りが感じられた。
■メンバー6人“らしい”衣装のポイントを解説「テンションの上がる衣装を着てほしい」
――元々、衣装担当になったきっかけは。
始めたのは2018年です。きっかけは“着せられた衣装”があまり好きじゃなかったから。自分だったらもっとこうしたい、という思いがありました。
――これまでの経験から、メンバーについて「この人にはこういうスタイルが似合う」といったイメージは掴めてきていますか。
なんとなく…ですね。みんなの私服を見て「こういうのが好きなんだな」と感じることが多いです。そういった部分を衣装にも取り入れます。それぞれの良さを生かすことをコンセプトにしているし、メンバーがテンションの上がる衣装を着てほしいので、私服や雰囲気を意識して作っています。
――教えていただける範囲で、メンバーそれぞれの“似合うスタイル”を教えてください。
それぞれあります。千賀は派手で明るい色が似合うのでよく使います。宮田は本人もそうなんですが“王子様系”の衣装が好きなので、ジャケットスタイルやスーツほどではないけどカチッとした感じを意識しています。横尾さんはロング系の洋服が似合います。背も高いので、コートなどをよく着てもらいます。ガヤ(藤ヶ谷)はデニムなど、ラフさとかっちり感を組み合わせたスタイルが似合う。ニカ(二階堂)は手足が長く、ショート丈が映えますね。丈感と腕の長さのバランスがすごくきれいだと思っています。
――ご自身の衣装はどのように決めていますか。着たいものなのか、評判の良いものを研究されているのか。
僕は衣装になると自分のことがよくわからないんです。だから自分の衣装は任せてしまうこともあります。ただ、ワイドパンツが好きなので、下を大きめにしてトップスを小さめにしたり、そういった組み合わせは多いかもしれません。
――普段の生活でも「これはこの人に似合いそう」と思うことはありますか。
普段はあまり考えないですね(笑)。でも、ライブが近づいてくると自然に考え始めます。ライブ中や終わった直後は意識していませんが、準備が始まるとスイッチが入ります。
――ファンの方の意見を参考にすることはありますか。
していないですね。見てしまうとそれに引っ張られてしまうのが嫌で。前回と同じことをしていると思われたくないし、自分自身も進化していたいんです。
■海外ファッションショーを見ながら得るインスピレーション「この人にこういう服を着せてみたいな」
――2021年に「カルティエ(Cartier)」に縁のある「フレンズ」に就任し、ちょうど密着が始まった2024年4月には「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の展覧会に来場、以降も積極的に海外のショーを見学されています。ファッションの仕事で海外でも活躍されていますが、そういったことは以前から目標にされていたのでしょうか。
夢というとおおげさかもしれませんが、衣装作りをしていくうえで“生で見る”というのは全然違うんです。実際に見るとテンションが上がって、よりすばらしさを感じられる。いつかは行きたいという思いはずっとありました。海外だと何もかも状況が違いますし、日本ではあまりコレクションを行うことがないので、わざわざ足を運んで見に行くというのは刺激的で、雰囲気もまったく違いますね。
――私たちはなかなか参加する機会がありませんが、海外のファッションショーはどんな雰囲気なのでしょうか。
始まったと思ったらすぐに終わってしまうんですけど、ブランドごとに会場や世界観がまったく違うんです。色の使い方も全然違って、まるで映画を見ているような感覚。ほんの数分で終わるんですが、歩いてくるモデルさんと洋服を見ていると感動もありますし、勉強にもなる。得るものが多い場所だと思います。
――玉森さんは衣装担当として制作側に回ることも、モデルとして表現することもありますが、どちらの意識でファッションショーを観覧されていますか。
両方かもしれません。歩いているモデルさんを見て「自分だったら似合うかな?」と考えることもあれば、「この人にこういう服を着せてみたいな」と思うこともあります。その“この人”というのは、もちろんメンバーです。
――では、作る側としてインプットの場という意識も大きいんですね。
そうですね。やっぱり生で見ると全然違います。写真で見ているのとは違って、動いているものを見ると生地感や照明の当たり方など、写真では分からないことが見えてくる。印象もまったく変わりますね。
――Kis-My-Ft2コンサートでは、6人がそれぞれ個性的なファッションでランウェイを歩く演出もありました。そうしたアイデアも現地イベントから得た部分があるのでしょうか。
それもあります。意識して見に行かなくても、実際に目で見て感じたものは自然と記憶に残る。良かったものや印象に残ったものは脳を刺激して、気付けば衣装作りの中でアウトプットされている気がします。
――海外で得たものを、実際にメンバーの衣装に取り入れたことはありますか。
「あのショーのこれを真似しよう!」という感じではないです。ただ、ショーで見たかわいいルックの“ラインがきれいだな”と思ったら、そのラインづくりを参考にしてみることはあります。ファッションショーはその年の流行やスタイル、色味の傾向も見えるので、ライブ衣装を作るときに意識することはありますね。
■30代後半を控え、高まる向上心「トライアンドエラーで精度を上げたい」
――30代前半で海外ブランドのイベントにも参加され、来年には36歳を迎えます。自己評価として、ファッションの仕事でやりたいことはどのくらい実現できていますか。
概ね、かな(笑)。ファッションショーを見に行くことはかなえられましたが、衣装作りに関してはもっと精度を上げていきたい。まだ分からないことも多くて、作ってみて「思ったようにならなかった」と思うこともある。その精度をトライアンドエラーで高めていけたらいいなと思います。
――ドキュメンタリーの中で買い付けにも行かれていましたが、今後も続けていきたいですか。
衣装作りの点でいえば、そういうことにも積極的に関わりたいです。より良いものを作るために必要だと思います。衣装のサンプルはとても小さいので、それを見て全体を想像して判断しなければならない。その生地で衣装を作ってみたら理想通りにならないこともある。そういう曖昧な部分を一発で見抜けるようになりたい。トライアンドエラーで何度でも挑戦して、いいものを作れるようになれたらいいですね。
――今後10年、20年と経て、メンバーやご自身に似合う衣装も変化していくと思います。その変化をどう捉えていますか。
きっと着たい服も似合う服も変わってくると思います。年齢を重ねてもファッションは楽しめるもの。ステージ衣装も、そのときどきでメンバーに合うものを作っていければいいと思います。毎回同じ衣装はないので、その都度、その人に合うものを作りたい。
――衣装担当としての原動力はどこに感じていますか。
メンバーがテンション上がってくれること、ファンの方が「カッコいい」「似合ってる」と思ってくれること。それがモチベーションです。グループのためにやっていることなので。
――ドキュメンタリーで注目してほしいポイントを教えてください。
僕もドキュメンタリーは初めてで、最初に見たとき「これが正解なのかな」と戸惑いました。でも、なかなか見ることのない裏側がかなり入っていて、衣装を作る人たちの苦労や僕自身の“引けない思い”も詰まっています。普段テレビなどではあまり見せない部分を惜しみなく出しています。驚く人もいるかもしれませんが、「玉森ってこういう人なんだ」と感じてもらえたらうれしい。僕の熱量を感じ取ってもらえたら、さらにうれしいです。
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衣装のデザインの監修から素材選びまでを手がける玉森は、グループのステージを彩る服作りに強いこだわりを見せてきた。彼が制作に込めるのは、Kis-My-Ft2の6人がそれぞれの魅力を最大限に発揮できるための工夫と情熱。その根底には“グループ愛”がある。「みんながテンション上がる姿が原動力」と語る彼の言葉からは、メンバーへの深い信頼と誇りが感じられた。
■メンバー6人“らしい”衣装のポイントを解説「テンションの上がる衣装を着てほしい」
――元々、衣装担当になったきっかけは。
始めたのは2018年です。きっかけは“着せられた衣装”があまり好きじゃなかったから。自分だったらもっとこうしたい、という思いがありました。
――これまでの経験から、メンバーについて「この人にはこういうスタイルが似合う」といったイメージは掴めてきていますか。
なんとなく…ですね。みんなの私服を見て「こういうのが好きなんだな」と感じることが多いです。そういった部分を衣装にも取り入れます。それぞれの良さを生かすことをコンセプトにしているし、メンバーがテンションの上がる衣装を着てほしいので、私服や雰囲気を意識して作っています。
――教えていただける範囲で、メンバーそれぞれの“似合うスタイル”を教えてください。
それぞれあります。千賀は派手で明るい色が似合うのでよく使います。宮田は本人もそうなんですが“王子様系”の衣装が好きなので、ジャケットスタイルやスーツほどではないけどカチッとした感じを意識しています。横尾さんはロング系の洋服が似合います。背も高いので、コートなどをよく着てもらいます。ガヤ(藤ヶ谷)はデニムなど、ラフさとかっちり感を組み合わせたスタイルが似合う。ニカ(二階堂)は手足が長く、ショート丈が映えますね。丈感と腕の長さのバランスがすごくきれいだと思っています。
――ご自身の衣装はどのように決めていますか。着たいものなのか、評判の良いものを研究されているのか。
僕は衣装になると自分のことがよくわからないんです。だから自分の衣装は任せてしまうこともあります。ただ、ワイドパンツが好きなので、下を大きめにしてトップスを小さめにしたり、そういった組み合わせは多いかもしれません。
――普段の生活でも「これはこの人に似合いそう」と思うことはありますか。
普段はあまり考えないですね(笑)。でも、ライブが近づいてくると自然に考え始めます。ライブ中や終わった直後は意識していませんが、準備が始まるとスイッチが入ります。
――ファンの方の意見を参考にすることはありますか。
していないですね。見てしまうとそれに引っ張られてしまうのが嫌で。前回と同じことをしていると思われたくないし、自分自身も進化していたいんです。
■海外ファッションショーを見ながら得るインスピレーション「この人にこういう服を着せてみたいな」
――2021年に「カルティエ(Cartier)」に縁のある「フレンズ」に就任し、ちょうど密着が始まった2024年4月には「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の展覧会に来場、以降も積極的に海外のショーを見学されています。ファッションの仕事で海外でも活躍されていますが、そういったことは以前から目標にされていたのでしょうか。
夢というとおおげさかもしれませんが、衣装作りをしていくうえで“生で見る”というのは全然違うんです。実際に見るとテンションが上がって、よりすばらしさを感じられる。いつかは行きたいという思いはずっとありました。海外だと何もかも状況が違いますし、日本ではあまりコレクションを行うことがないので、わざわざ足を運んで見に行くというのは刺激的で、雰囲気もまったく違いますね。
――私たちはなかなか参加する機会がありませんが、海外のファッションショーはどんな雰囲気なのでしょうか。
始まったと思ったらすぐに終わってしまうんですけど、ブランドごとに会場や世界観がまったく違うんです。色の使い方も全然違って、まるで映画を見ているような感覚。ほんの数分で終わるんですが、歩いてくるモデルさんと洋服を見ていると感動もありますし、勉強にもなる。得るものが多い場所だと思います。
――玉森さんは衣装担当として制作側に回ることも、モデルとして表現することもありますが、どちらの意識でファッションショーを観覧されていますか。
両方かもしれません。歩いているモデルさんを見て「自分だったら似合うかな?」と考えることもあれば、「この人にこういう服を着せてみたいな」と思うこともあります。その“この人”というのは、もちろんメンバーです。
――では、作る側としてインプットの場という意識も大きいんですね。
そうですね。やっぱり生で見ると全然違います。写真で見ているのとは違って、動いているものを見ると生地感や照明の当たり方など、写真では分からないことが見えてくる。印象もまったく変わりますね。
――Kis-My-Ft2コンサートでは、6人がそれぞれ個性的なファッションでランウェイを歩く演出もありました。そうしたアイデアも現地イベントから得た部分があるのでしょうか。
それもあります。意識して見に行かなくても、実際に目で見て感じたものは自然と記憶に残る。良かったものや印象に残ったものは脳を刺激して、気付けば衣装作りの中でアウトプットされている気がします。
――海外で得たものを、実際にメンバーの衣装に取り入れたことはありますか。
「あのショーのこれを真似しよう!」という感じではないです。ただ、ショーで見たかわいいルックの“ラインがきれいだな”と思ったら、そのラインづくりを参考にしてみることはあります。ファッションショーはその年の流行やスタイル、色味の傾向も見えるので、ライブ衣装を作るときに意識することはありますね。
■30代後半を控え、高まる向上心「トライアンドエラーで精度を上げたい」
――30代前半で海外ブランドのイベントにも参加され、来年には36歳を迎えます。自己評価として、ファッションの仕事でやりたいことはどのくらい実現できていますか。
概ね、かな(笑)。ファッションショーを見に行くことはかなえられましたが、衣装作りに関してはもっと精度を上げていきたい。まだ分からないことも多くて、作ってみて「思ったようにならなかった」と思うこともある。その精度をトライアンドエラーで高めていけたらいいなと思います。
――ドキュメンタリーの中で買い付けにも行かれていましたが、今後も続けていきたいですか。
衣装作りの点でいえば、そういうことにも積極的に関わりたいです。より良いものを作るために必要だと思います。衣装のサンプルはとても小さいので、それを見て全体を想像して判断しなければならない。その生地で衣装を作ってみたら理想通りにならないこともある。そういう曖昧な部分を一発で見抜けるようになりたい。トライアンドエラーで何度でも挑戦して、いいものを作れるようになれたらいいですね。
――今後10年、20年と経て、メンバーやご自身に似合う衣装も変化していくと思います。その変化をどう捉えていますか。
きっと着たい服も似合う服も変わってくると思います。年齢を重ねてもファッションは楽しめるもの。ステージ衣装も、そのときどきでメンバーに合うものを作っていければいいと思います。毎回同じ衣装はないので、その都度、その人に合うものを作りたい。
――衣装担当としての原動力はどこに感じていますか。
メンバーがテンション上がってくれること、ファンの方が「カッコいい」「似合ってる」と思ってくれること。それがモチベーションです。グループのためにやっていることなので。
――ドキュメンタリーで注目してほしいポイントを教えてください。
僕もドキュメンタリーは初めてで、最初に見たとき「これが正解なのかな」と戸惑いました。でも、なかなか見ることのない裏側がかなり入っていて、衣装を作る人たちの苦労や僕自身の“引けない思い”も詰まっています。普段テレビなどではあまり見せない部分を惜しみなく出しています。驚く人もいるかもしれませんが、「玉森ってこういう人なんだ」と感じてもらえたらうれしい。僕の熱量を感じ取ってもらえたら、さらにうれしいです。
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