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神山智洋&中村海人、『ミッドナイト屋台』の結束力に自信「日本で一番チームワークがいい」

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2025-07-31 06:00
神山智洋&中村海人、『ミッドナイト屋台』の結束力に自信「日本で一番チームワークがいい」
『ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~』に出演する神山智洋、中村海人 (C)NTTドコモ/東海テレビ
 WEST.の神山智洋が主演、Travis Japanの中村海人が共演し、Leminoにて7月31日午前0時から配信される『ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~』(以降、毎週木曜 午前0時から最新話更新)。今年4月から放送された第1弾に引き続き、屋台を訪れた人の心を癒やし、お腹を満たす…凸凹だけど“最強バディ”を演じる2人が合同取材で、今作の魅力や撮影の裏側を語った。

【動画】最強バディ再び!『ミッドナイト屋台2』予告

 シーズン1では、「味覚を失った天才シェフ」遠海翔太(神山)と「鋭敏な舌を持つ落ちこぼれ僧侶」方丈輝元(中村)が、寺の境内で「屋台」を営み、そこに夜な夜な集う悩みを抱えた客と共に新たな一歩を歩み出した。シーズン2は新天地・横浜で屋台をオープンした2人が、さまざまな人と出会いながら新たな夢に向かって奔走することになる。

■シーズン2では翔太&輝元に変化 より絆が強固に「翔太が笑ってるシーンが増えた」

――シーズン1では、周りの方からどのような反響を受け取りましたか。

神山:わが家のおじいちゃん、おばあちゃんは僕が出演する作品をすべてチェックしてくれるので、連絡をくれました。友達も見ていてくれて『この料理が食べたい』と言ってくれるので『じゃあ今度は遊ぶ時に作るわ』っていうて。結構、周りの人からは『見ているとお腹が空く』と言われましたね。

中村:最近、一緒にお仕事をした人だったり、ドラマゲストに来てくれた方も『ドラマを見ていたので出演できたので、うれしいです』と言っていただいて、見てくださっている方がいっぱいいたのだなと改めて感じました。

――そんな作品がシーズン2として帰ってくると決まり、心境はいかがでしょうか。

神山:やっぱり続けられることって本当にうれしいこと。これからも続けていきたいという思いもありますし、なおかつ、自分の出演した作品にこうして『2』ができたことは初めてなので、シンプルにうれしかったです。

中村:僕も『2』がこんなにすぐにできたこと、翔太と輝元の凸凹感をまた見ることができるのは、とってもうれしいなと思いました。

――シーズン1では、2人の軽い言い争いも見どころでしたが、今回はいかがでしょうか。

神山:シーズン2は僕たちの屋台が新たな目標を1つ掲げてそこにむけて進んでいく。衝突することはあるけど、どちらかというと2人で話してどうすればもっとよくなるのか。どっちかっていうとディスカッションの方が多い印象ではあるかな?

中村:確かに。ちゃんと対等になったというか、これまで輝元主導で動いてたのが翔太もこういうことを思ってるんだ、とわかったし、お互いにどうすればいいんだろう?と話し合います。

神山:シーズン2の方がお互いに対する信頼がしっかりと描かれている。前作では心の中では思っているけどお互い言わない…お互いがいないところで言う、みたいな感じのことが多かったですが、シーズン2はちゃんと輝元に対して、翔太に対して本音を言い合うところも結構あるので、よりバディとして、しっかりとこの屋台を2人でやってるんだな、というところが描かれています。

――シーズン1と2でお二人から見て輝元と翔太に変化を感じたところはありますか。

中村:翔太のことで、ずっと話したいなと思っていたことがあるんです。シーズン1の翔太は自分の悩みを持ってて、それを打ち明けられずにシェフをやってきて。9話から10話で本来の味覚を取り戻した翔太になったのですが、シーズン2では物語を通して、翔太自身の笑顔が増えたことがすごくうれしかった。これは輝元視点でもありつつ、中村海人としても翔太が笑ってる部分が増えたことがすごくうれしかったです。

神山:シーズン1は翔太自身も悩んでいて抱えてるものが1個あったので、意識的に感情を表面に出さないようにしようと思っていましたが、2から翔太は本来のシェフとしての立ち振る舞いをしていたし、それは輝元と翔太の2人で屋台をやってきたからこそ。シーズン2はもうちょっと翔太もくだけるところはくだけていいよな、と演じていました。

――では、神山さんから見てシーズン2での輝元の変化はどのように感じましたか。

神山:シーズン2では輝元のギャルソンとしての成長がすごく色濃く描かれる。それに大きく影響してくるのが小手伸也さん。シーズン1は翔太の成長が1本の軸だったのですが、シーズン2は輝元がギャルソンとして成長していくことが軸になります。輝元のギャルソンとして、屋台のプロデューサーとしての能力にフィーチャーするシーンが多くあります。シーズン1、2を通して2人の成長っていうものが描かれ、輝元の奮闘ぶりは今回のシーズンの1個の注目ポイントですね。

■神山智洋、中村海人の“愛され力”に感心「そういう関係性を築けるところがすごい」

――シーズン1は翔太と輝元が凸凹だったところが最終的に良いコンビになっていきました。神山さんと中村さん、2人自身の関係性には変化はありましたか?

神山:長い期間ずっと一緒にいて、僕はここまでラフに話せる後輩はあんまりいなかったので、そこはうれしいですね。

中村:そう言っていただいて僕もうれしいですし、僕もそこまで事務所の方で仲良い方がいないので、こうして先輩だけどなんかすごくラフに話せる方が近くにいるのはすごくうれしい。これからも、うちの事務所でのコンサートがあれば、そういう時に1人にならず済むなって(笑)。

――撮影のなかで、なにか印象に残ってるやり取りはありましたか。

神山:シーズン1は、何度も衝突するシーンがあったのですが、僕はピリッとした空気とかがあまり得意じゃなくて萎縮しちゃうタイプなんです。ちょっと申し訳ないなと思いながら演じていたところは、もしかしたらあるかもしれない。

中村:え?本当ですか?

神山:本当です(笑)。もちろん演技には出さないけど、でも喧嘩するシーンはちょっと気にしていたかも?

中村:全然、気づかなかったです(笑)。僕は、芝居について迷ったりした時にしっかりアンサーを返してくれて『こう演じようと思ってるんですけどどうですか』と聞けば『ここはこうした方がいいんじゃない?』と神山くんがアドバイスをくれたりしたことが印象的です。演技を話し合うことですごく細かくできたので良かったなと思います。

―― 一緒にいた期間で、お互いに最初と違う印象を抱いたり、変化を感じた部分はありましたか。

神山:これだけ一緒にいると、知らなかったところが見えてくる。人の懐に入ることが上手なところは、共演する前は知らなかった部分です。すごく愛される子だなっていう印象が現場では強く感じています。現場のスタッフさんたちに結構なレベルでいじられていたり…。

中村:特にシーズン2からは完全にそうですよね(笑)。

――そのとき神山さんはどうされているんですか。

神山:笑ってましたね(笑)。でも、そういう関係性を築けるところがすごいな、うらやましい部分だなっていうふうに思ってました。

――中村さんは、共演してみて改めて、神山さんにどのような印象をお持ちですか。

中村:神山くん自身に対しては、どんなことでも話しかけたら返してくれる部分はすごく僕的にはありがたかったです。大事なシーンの前はちょっと空気を読んで話しかけない時はありましたけど、それ以外の時、休憩時間とかたわいない話や最近買った物を2人で話し合うのも楽しかったですね。

――今回は、後輩の矢花黎(B&ZAI)も出演されますが、矢花さんとはお話しされましたか。

神山:僕はそこまで共演シーンは多くなかったのですが、現場で一緒になった時は彼も音楽が好きなので、『今こんなギターを欲しいと思ってるんだけどどう?』みたいな音楽トークをしました。連絡先を交換して、B&ZAIのライブにも声をかけてもらったので見に行きました。すごく真面目な子というか、しっかりしていて『演技経験はそこまでない』と言っていましたが、スタッフの方や監督と話をして、その上でこの『ミッドナイト屋台2』のなかでできることを彼自身も必死にやってるんじゃないかなと、お芝居をしてるのを見て感じていました。

中村:次にお仕事があるときも、うちのマネージャーさんと僕と3人で横浜駅まで見送りました(笑)。演技の話もそうですけど、彼の入っているグループの話やお仕事の話をしました。

――今回から参加された新しいキャストの方もいらっしゃいますが、なにか印象的な共演エピソードはありましたか。

神山:シーズン2から新たに、たくさんの個性的なキャラクターが出てくるんですけど、やっぱり僕が一番濃く一緒にお芝居させてもらったのは榊星羅役の永瀬ゆずなちゃん。明るくてしっかりしてて、人生2周目なのかと思うくらい、本当に大人でしっかりしている。現場ではすごくニコニコしてて、でも時には“あ、やっぱ子供やな”と思う瞬間もあって、現場の天使と言われてましたね。めっちゃかわいいです。

中村:みんなで愛でてましたよね。僕は浅野ゆう子さんがクランクアップの日に、僕が履いてた靴が『かわいかったから真似させてもらいました』とおっしゃっていただいたことが、うれしかったです。

神山:羨ましいエピソードだな!

中村:『マジで似合うと思うのでいっぱい履いてください!』『この話は僕が死ぬまでします』って言いました(笑)。

――どのような靴なんですか?

中村:サンダルっぽくてスタッズがいっぱいついてる靴なんですけど。お気に召していただけてすごくうれしかったです。浅野さんがクランクアップする時だったので、まだ見る機会はなかったのですが、いつかまたほかの場所で会った時に、見れたらうれしいなと思います。

――靴といえば中村さんの誕生日には神山さんから靴をいただいたそうですが、神山さんのお誕生日のお返しはなにか考えていらっしゃいますか。

中村:もちろんですよ!僕は恩は必ず返す主義なので。神山くんの好きなブランドも知ってるので、ちょっとそこで神山くんが持ってなさそうなものをプレゼントできたらいいなと思っています。

――これから選ぶんですね。

中村:もちろんです!選んでる時間も僕は好きなので、当日会えなかったとしても、5日の日(『THE MUSIC DAY』放送日)に会えるので、その時に持って行こうかなと思っています。

神山:楽しみにしています。

■料理シーンは神山智洋が勝負強さを発揮 中村海人「かっけぇな!」

――今作の舞台は横浜ですが、ロケはいかがでしたか。

神山:おいしいものがいっぱいありましてですね~。毎日のご飯が楽しみで楽しみで(笑)。

中村:神山くんはたくさんご飯屋さんに行ってましたよね!シーズン1の時はロケ場所が遠かった。でも横浜なので、移動時間が短くてすごくありがたかった(笑)。撮影後はゆっくりできる時間が増えたのがうれしかったです。

――神山さんは、どんなお店に行かれたんですか。

中村:とりあえず神山くんは行ける範囲は全部行ってたんじゃないですか?

神山:行けるとこほとんど行きましたね!

中村:ロケ地が横浜駅に隣接していたのですが、反対側に行くと商業施設もあって…神山くんは、そこまで行ってましたよね?

神山:撮影場所自体にご飯屋さんがあって、ゆずなちゃんとは密にお芝居することが多かったので3人でご飯に行きましたね。あとマネージャーとかお母さんも入れて全員でも『食べに行きましょう!』って言って、パスタを食べてとかもしましたし…。矢花とマネージャーともご飯に行ったし…。

中村:あと、居酒屋さんとか定食屋さんとか。ラーメン屋さんも行ってましたよね?

神山:ラーメン屋さんも行った!行きたいところはほぼ行きました。横浜駅の地下の方とかも行って、いろいろ食べました!

中村:本当に制覇してるんです。

神山:なにか食べたいものがあったら聞いてください(笑)。「こんなのあるよ!」ってオススメもできます。

―ーみなさんでご飯に行く時のお支払いはやっぱり神山さんが?

神山:そうですね(笑)。そこはちょっとさすがに出させていただきました(笑)。

――さすがですね!差し入れはいかがでしょうか。中村さんが印象に残っている神山さんの差し入れはなにかありましたか。

神山:結構したよね!

中村:最終日2日前、お寺の撮影でクレープ屋さんが来てくれて。みんなでクレープ屋さん、食べましたね。

神山:クレープ屋さんを食べたの(笑)?

中村:クレープ屋さんが作ってくれたクレープを食べました(笑)。現場にクレープ屋さんが来ることなんてないので。そこにコーヒーとかもついていたし、ツナサラダもあって。しょっぱい物もちゃんと考慮されていてすばらしかったです。

――中村さんはなにか差し入れしましたか。

神山:それこそ同じ日にコーヒー入れてくれて“ナイス!”と思いました。コーヒーとクレープってベストマッチですから。

中村:ただそれにはちょっと1個理由があって…実は禊(みそぎ)なんですよ。

――詳しくお願いします(笑)。

中村:え~。その前の日に、寝坊しました(笑)。連日朝早くてセリフも覚えないといけないプレッシャーもあって…。その日は病院での撮影で時間に制約があったので、僕の遅刻のせいでスケジュールが変更になっちゃったんです。本当にまずいことをしてしまったと反省しました。病院だとマスク完全着用で差し入れができなかったので、後日差し入れの際は、しっかり『禊です』と書かせていただきました。

――そういったところが“愛される”ところなのかもしれないですね(笑)。

神山:そうですね、でもそういうときってイジってもらったほうがいやすかったりするのでね。

――毎回料理のシーンも見どころですが、一つ一つの動作に心の声が乗っていたり、音によって匂いまで感じられます。料理シーンの裏側を教えてください。

神山:料理シーンはシーズン1から2を通してめちゃくちゃ作りました。シーズン1に関してはフレンチから最初は離れていて、焼き飯や味噌ラーメンを作ったりしましたが、話が進むにつれてちょっとずつフレンチの要素が入ってきて『フレンチって家で作れんるんや!』と思いました。実際、家でも真鯛のポワレを作りましたが『家でこんなレベルのも作れるの!?』ってくらい。普段絶対買わんようなハーブや“ヒュメドポアソン”という魚の出汁も買いましたし。

中村:出た!

神山:家の料理がワンランクもツーランクも上がるし、だいぶ僕自身も刺激になりました。撮影では、カメラさんがどういうふうに構えていて、どれぐらいのレンズで、どんな画になるのか確認しつつ、自分の動きを考えながら作り上げました。星付きレストランで修行した経験があるフレンチシェフ役なので、所作は監修のプロの方の動きを見ながら、盗める所は盗もうとしましたが、難しかったです。シーズン2はさらに料理の幅も広がって、いろんな料理を作るので『何!?その料理!聞いたことないんやけど!』というメニューも出てきます。でも、家庭料理としてなじみのあるものから進化をした位置づけの料理もありますし、シーズン2を見ていただければ、自宅の料理がまた豪華になるんじゃないかなとはと思っています。

――中村さんはその近くで調理シーンとかを見ていて、自分で作ってみようと思ったりしましたか。

中村:あっ…(笑)。でも近くで見ていても本当に大変そうでした。たまに『一発で決めて』みたいな雰囲気の時もあったんですよ。そういう時にも、神山くんはしっかり一発で決めている姿見てると『くぅ!すげえな!』って。僕はまったく料理をしないので、より、神山くんのすごさがわかる。だって、一発ですよ!『これを失敗したら後はないからね』みたいな言われてる状況で成功させる勝負強さとか『かっけぇな!』と思いましたね。

――神山さんは、そういう時は緊張はされてるんですか?

神山:緊張まではいきませんが、めちゃめちゃ確認します。まず流れ、工程を最初に教えてもらい、スタッフさんと一緒にどのように撮ろう、どのような照明でいこう、と全部確認する作業があって、料理の段取りをまずフリで全部やってみる。スタッフさんがカメラ割りを確認してる時もずっと復唱して、イメージトレーニングをする。今回特殊なのは、この現場はすぐ本番なんです。かなり緊張感あるシーンは料理に限らずたくさんありましたし、とにかくカメラを長回しする。セリフをしっかり入れた状態で『頭から最後までノーカットでいきます』みたいなシーンもめちゃくちゃあったので、緊張感のある撮影やったな。

中村:本当に。全然カメラを止めないんです(笑)。だから(シーズン1で共演した)竹中(直人)さんはいつも違うことをしてました。でも楽しかったです。

――そんな苦労もありながら、この撮影期間を通して『ミッドナイト屋台』チームの結束力の高まりは感じていらっしゃいましたか。

神山:めちゃくちゃありましたね。スタッフの方々も明るい人たちばかりで、ずっとコミュニケーション取っていました。特にシリアスなシーンや感情を入れなきゃいけないシーンの時はスタッフの皆さんも僕たちに集中してほしいがゆえに静かに見守ってくださっていましたが、普段はもうずっとしゃべっています。

中村:日本で一番チームワークがいい座組みだったと思うくらいですよね。

神山:父親役の寺島進さんが『こんなにもテキパキしてるスタッフさん初めて見た』と言うくらい仕事が早い。段取りも常に先どって確認をしていて、セッティングした後にチーフのカメラマンさんがもう次の画角を探ってるんすよ。OKが出たら『はい、じゃあ次』とどんどん撮影する。これはチームワークがないとできないことだと、常に感じていました。なおかつたくさん現場を盛り上げてくださって、僕たちの会話にも乗ってくださいますし、逆にしっかり僕らも話に乗るし、といった感じで本当にチーム感がすごく強い現場でした。

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