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新世代キャスト×監督がタッグ、耽美でガーリーな“ファントム・ファンタジー”『白の花実』公開決定

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2025-07-24 15:00
新世代キャスト×監督がタッグ、耽美でガーリーな“ファントム・ファンタジー”『白の花実』公開決定
映画『白の花実(しろのかじつ)』12月26日公開決定 (C)2025 BITTERS END/CHIAROSCURO
 短編・中編作品が国内外の映画祭で注目を集めた映画作家・坂本悠花里の長編デビュー作、映画『白の花実(しろのかじつ)』が12月26日より劇場公開されることが決定した(配給:ビターズ・エンド)。

【画像】今後の活躍が期待される坂本悠花里監督

 本作は、周囲になじめず転校を繰り返してきた主人公・杏菜が、新たな転校先の全寮制女子校で出会った、美しく完璧なルームメイト・莉花の突然の死をきっかけに、残された日記と莉花の“魂”に、静かに侵食されていく姿を耽美かつ繊細に描いた、ガーリーで幻想的なファントム・ファンタジー。坂本監督は、美しいものに潜む痛みや違和感、そして少女たちの“名づけられない心の揺らぎ”を繊細かつ耽美にすくい取り、鮮烈な長編デビューを飾る。

 監督の坂本は、東京藝術大学大学院映画専攻にて編集を学び、2019年公開の短編オムニバス映画『21世紀の女の子』の一篇「reborn」を監督。その後、中編『レイのために』が「第20回TAMA NEW WAVE」コンペティション部門、「大阪アジアン映画祭2020」インディーフォーラム部門、「大阪アジアン映画祭オンライン座」などで入選・上映された。22年にコロナ禍で制作した短編『木が呼んでいる』が藝大アートフェス2022でアート・ルネッサンス賞を受賞。

 また、本企画は、ndjc2022「長編映画の企画・脚本開発サポート」にて開発したのち、香港国際映画祭併設の企画マーケット「The Hong Kong - Asia Film Financing Forum (HAF)」にて“ウディネ フォーカスアジア賞 /Udine Focus Asia Award ”、"HAF Goes to Cannes Award"を受賞し、ウディネ・ファーイースト映画祭やカンヌ国際映画祭に招待されるなど、作品の完成前から海外でも注目を集めてきた。

 孤独を抱える転校生・杏菜を演じたのは、サントリー天然水「スパークリングレモン」などのCM、多彩なファッションブランドの広告や雑誌のモデルとして活躍している美絽。死んだ莉花の“記憶”をめぐって揺れる栞には、結婚情報誌「ゼクシィ」の15代目CMガール、池端杏慈。カリスマ的存在である莉花を、放送中のTBSドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』でも注目を集める蒼戸虹子。さらに、門脇麦、河井青葉、伊藤歩、吉原光夫らが脇を固め、作品の世界観に深みを与える。

■監督:坂本悠花里のコメント

 昨年の今頃、キャストとワークショップやダンスの練習をしていました。撮影はあっという間でしたが、日々新しい発見と確かな充実感がありました。『白の花実』を作りながら、私は私自身を持て余していた時期があったと思い出していました。作り終えた今、自分というものはずっと持て余したままで良いものなのかもしれないと思い始めています。この映画とともに歩いてくれたキャスト・スタッフに、心から感謝を伝えたいです。そして、これから観ていただけることを心待ちにしています。

■杏菜役:美絽のコメント

 杏菜を通して、表向きの自分と本当の自分との間にあるギャップに改めて気付かされました。揺れ動く少女たちの葛藤や苦悩には、きっと誰しも共感できる部分があるのではないでしょうか。壮大な自然や美しい歴史的建造物も、物語と共に楽しんでいただけたらうれしいです。

■栞役:池端杏慈のコメント

 穂乃川栞 という役に出会えたこと、心から感謝しています。オーディションで決まったときは本当に嬉しかったです!親友の死に喪失感を抱く栞の感情を、自分なりに丁寧に噛み砕いて向き合うことができました。生と死に目を向ける彼女たちの繊細な姿が丁寧に描かれている作品です。劇中の衣装がすてきなのでそこにも注目してほしいです。たくさんの人にこの作品が届きますように。

■莉花役:蒼戸虹子のコメント

 『白の花実』は私にとって初めての映画です。わからないことだらけの中で、莉花と同じように揺れたり、悩んだりしながら、坂本監督とたくさん話をして、莉花と自分を少しずつ重ねていきました。ダンスレッスン、ワークショップ、そして撮影を通して、美絽さん、池端さん、スタッフキャストの皆さんと過ごした時間は、今でも私の中で特別な記憶として残っています。作品の中から、揺れ動く、様々な感情をたくさん感じていただけたらうれしいです。

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