国内
2026-06-06 21:26
■『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』(6日/ゼビオアリーナ仙台)
全試合終了後に榊原信行CEOの総括会見が行われ、初の東北大会の手応え、フライ級新王者となった神龍誠、休憩時間に発表された「カルシャガ・ダウトベックvs.萩原京平」と「クレベル・コイケvs.秋元強真」、そして話題となっているBreakingDownとの対抗戦などについて語った。
【動画】RIZIN榊原CEOが語る“シェイドゥラエフ包囲網”【総括インタビュー】
――初の東北・仙台大会を終えての感想をお聞かせください。
【榊原】おつかれさまでした。初の東北、仙台での開催となりましたが、大型の格闘技大会としては東北地方では初だったのではないかと思います。この大会が、今後の東北での格闘技の熱にどう影響するのか、未来を占う大きな意味を持つ大会だと考えて制作しました。 「試合数が少ない」「カードが弱い」といった逆風もありましたが、蓋を開けてみれば全選手が魂の戦いを見せてくれました。格闘技の魅力が凝縮された素晴らしい大会になったことに、選手と関係者へお礼を伝えたいです。
――特に印象に残った試合はありますか?
【榊原】どの試合もスピリットがぶつかり合う素晴らしいものでしたが、やはりメインのフライ級タイトルマッチですね。判定決着ではありましたが、新王者が誕生し歴史が動く瞬間が作り出せました。ここからまた、新しい戦いの歴史が紡がれていくことを期待しています。
――長年RIZINを牽引してきたベテラン勢の結果についてはどう捉えていますか。
【榊原】扇久保(博正)も元谷(友貴)も敗れました。この10年の歴史を引っ張ってきたトップアスリートが黒星を喫したことは、新しい流れが生まれるきっかけになるかもしれません。彼らとは少しクールダウンした中で、今後のキャリアや人生を含めた未来に向けた話をしていきたいと思っています。
――元谷選手に勝利したララミー選手の評価はいかがでしょうか。
【榊原】今回は59キロのキャッチウェイトでしたが、元谷を完封してみせた戦いぶりは素晴らしい。老獪と言えるほど何もさせませんでした。十分タイトルに挑戦するにふさわしい選手だと確信しました。
――その一方で、計量オーバーがあった貴賢神選手の試合については厳しい意見も出ています。
【榊原】ルールを守れない者はプロ失格です。ヘビー級の1.2kgとフライ級の1kgでは意味が違います。信頼できない選手を日本代表を決めるようなヘビー級GPの場に送り出すわけにはいきません。酒井が男を見せなければノーコンテストだとも本人に伝えました。今回の勝利をもってしても、彼を推す気持ちにはなれません。ヘビー級GPプロデューサーのチャーリー(柏木)がどう判断するかに任せます。
――矢地祐介選手が「ライト級GPがあるなら台風の目になりたい」と発言していましたが。
【榊原】あの試合内容で「台風の目になる」と言えるメンタルはすごいなと(笑)。僕個人としては判定で負けたと思ったくらいです。新レギュレーションによるジャッジの結果だとは思いますが、圧倒的に、完全決着をつけられるところまで戻ってきて、初めて「返り咲いた」と言えるのではないでしょうか。
――今後の東北大会の継続開催の可能性はいかがでしょうか。
【榊原】初めて観戦された方も多かったと思いますが、非常に熱いエネルギーを感じました。十分、継続開催できるきっかけになった大会だと思います。
――富澤大智選手の勝利と、彼が提案した9月の皇治選手との「エンタメ枠」での対戦については?
【榊原】富澤選手は言うだけでなく、しっかり精進してきたことが伝わる内容でした。実力者の加藤瑠偉選手を相手に、グラウンドに持ち込まれながら自分の展開に戻して勝ったのは大きな成長です。試合前の予想では「冨澤やられるんじゃないか」って思っていたカードだったけど、今日の勝利は成長してると強く感じさせました。皇治戦の提案については、1つの案として受け止めますが、9月の京セラドームは平日なので8試合くらいに絞り、全試合メイン級のラインナップで挑むつもりです。アンダーカード的に試合を増やすことはできない状況なので、一度検討してみたいと思います。
――その9月の大阪大会を目指して、来月の広島大会でダウトベックと対戦が決まった萩原選手については?
【榊原】相手のダウトベックは非常に厳しい相手です。しかし、地元だからという「忖度枠」はありません。大阪ドームという舞台に立ちたいという彼の直談判を受け、組んだカードです。ここで勝てばファンの気持ちも乗ってくるはずです。ダウトベックもフェザー級に腰を据えて戦う覚悟で来ますから、そこを超えてくるようであれば9月のカードを考えたいと思います。
――8月大会で決定したクレベルvs.秋元強真は、9月大会とは別ストーリーになる?
【榊原】9月のテーマは「復活」で、タイトルマッチがあるかは別として、それぞれが強豪相手にいかに復活を遂げるかを見せたい。また、秋元やクレベルには、フェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフを誰が止めるのかというコンテンダー争いを期待しています。
――無敗の王者、シェイドゥラエフ選手の今後については。
【榊原】契約の守秘義務があるのに、どこかのインタビューで「RIZINと残り2試合」とか言ってるけど(苦笑)。シェイドゥラエフの周りが、無敗のRIZIN王者のままUFCに行かせたいと思ってるけど、彼は何が何でもUFCに行きたいと言ってるわけではなく、「強い相手とやらせてくれ」と求めています。クレベルには一度勝ってるし、秋元強真についても鼻で笑う扱いなので、まずはその両者が戦って、機運を高めていければ。ただ、シェイドゥラエフが大みそかまで試合をしないわけではなく、7月を含めていつでもやるという余裕を見せていますので、彼を軸にしたカード編成も楽しみにしていてください。
――BreakingDownとの対抗戦についても、RIZINのCEOとしての考えを教えてください。
【榊原】芦澤竜誠選手が負けたまま、遠くから「素人の喧嘩だ」と批判しているくらいなら、自分で行ってぶっ潰してこい、というのが僕の考えです。BreakingDownのトップ勢は実力も備わっており、1分間の戦いには慣れています。(宇佐美正)パトリックは神戸大会でいい勝ち方をしたけど、怪物くんもヤマニハもRIZINの次の展開ができているわけではないので。アウェイの洗礼を受け、そこで注目を集めることができれば、RIZINでの次のカードを組めるきっかけにもなるでしょう。結果を出してくることを期待しています。
――井原選手が怪物くんに勝ったら、RIZIN参戦の可能性もある?
【榊原】どうなんでしょう、それは本当に井原選手次第じゃないですか。僕らが積極的にBreakingDownの選手をピックアップするってこともないのかな、と思っています。
――最後に、改めて地方で開催する意義を教えてください。
【榊原】僕らが地方へ出向くことでしか出会えないファンの人たちがたくさんいます。東京で開催し続ける方が効率は良いですが、それでは観客の裾野は広がりません。これまでビッグイベントがなかった地域に積極的に出ていき、次の未来の競技者、いわば「ダイヤモンドの原石」を見つけ出すきっかけにしたい。これからも、まだ行ったことのない地域へ積極的に行きたいと考えています。
【試合写真】『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』扇久保博正vs.神龍誠
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【試合写真】『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』冨澤大智vs.加藤瑠偉
全試合終了後に榊原信行CEOの総括会見が行われ、初の東北大会の手応え、フライ級新王者となった神龍誠、休憩時間に発表された「カルシャガ・ダウトベックvs.萩原京平」と「クレベル・コイケvs.秋元強真」、そして話題となっているBreakingDownとの対抗戦などについて語った。
【動画】RIZIN榊原CEOが語る“シェイドゥラエフ包囲網”【総括インタビュー】
――初の東北・仙台大会を終えての感想をお聞かせください。
【榊原】おつかれさまでした。初の東北、仙台での開催となりましたが、大型の格闘技大会としては東北地方では初だったのではないかと思います。この大会が、今後の東北での格闘技の熱にどう影響するのか、未来を占う大きな意味を持つ大会だと考えて制作しました。 「試合数が少ない」「カードが弱い」といった逆風もありましたが、蓋を開けてみれば全選手が魂の戦いを見せてくれました。格闘技の魅力が凝縮された素晴らしい大会になったことに、選手と関係者へお礼を伝えたいです。
――特に印象に残った試合はありますか?
【榊原】どの試合もスピリットがぶつかり合う素晴らしいものでしたが、やはりメインのフライ級タイトルマッチですね。判定決着ではありましたが、新王者が誕生し歴史が動く瞬間が作り出せました。ここからまた、新しい戦いの歴史が紡がれていくことを期待しています。
――長年RIZINを牽引してきたベテラン勢の結果についてはどう捉えていますか。
【榊原】扇久保(博正)も元谷(友貴)も敗れました。この10年の歴史を引っ張ってきたトップアスリートが黒星を喫したことは、新しい流れが生まれるきっかけになるかもしれません。彼らとは少しクールダウンした中で、今後のキャリアや人生を含めた未来に向けた話をしていきたいと思っています。
――元谷選手に勝利したララミー選手の評価はいかがでしょうか。
【榊原】今回は59キロのキャッチウェイトでしたが、元谷を完封してみせた戦いぶりは素晴らしい。老獪と言えるほど何もさせませんでした。十分タイトルに挑戦するにふさわしい選手だと確信しました。
――その一方で、計量オーバーがあった貴賢神選手の試合については厳しい意見も出ています。
【榊原】ルールを守れない者はプロ失格です。ヘビー級の1.2kgとフライ級の1kgでは意味が違います。信頼できない選手を日本代表を決めるようなヘビー級GPの場に送り出すわけにはいきません。酒井が男を見せなければノーコンテストだとも本人に伝えました。今回の勝利をもってしても、彼を推す気持ちにはなれません。ヘビー級GPプロデューサーのチャーリー(柏木)がどう判断するかに任せます。
――矢地祐介選手が「ライト級GPがあるなら台風の目になりたい」と発言していましたが。
【榊原】あの試合内容で「台風の目になる」と言えるメンタルはすごいなと(笑)。僕個人としては判定で負けたと思ったくらいです。新レギュレーションによるジャッジの結果だとは思いますが、圧倒的に、完全決着をつけられるところまで戻ってきて、初めて「返り咲いた」と言えるのではないでしょうか。
――今後の東北大会の継続開催の可能性はいかがでしょうか。
【榊原】初めて観戦された方も多かったと思いますが、非常に熱いエネルギーを感じました。十分、継続開催できるきっかけになった大会だと思います。
――富澤大智選手の勝利と、彼が提案した9月の皇治選手との「エンタメ枠」での対戦については?
【榊原】富澤選手は言うだけでなく、しっかり精進してきたことが伝わる内容でした。実力者の加藤瑠偉選手を相手に、グラウンドに持ち込まれながら自分の展開に戻して勝ったのは大きな成長です。試合前の予想では「冨澤やられるんじゃないか」って思っていたカードだったけど、今日の勝利は成長してると強く感じさせました。皇治戦の提案については、1つの案として受け止めますが、9月の京セラドームは平日なので8試合くらいに絞り、全試合メイン級のラインナップで挑むつもりです。アンダーカード的に試合を増やすことはできない状況なので、一度検討してみたいと思います。
――その9月の大阪大会を目指して、来月の広島大会でダウトベックと対戦が決まった萩原選手については?
【榊原】相手のダウトベックは非常に厳しい相手です。しかし、地元だからという「忖度枠」はありません。大阪ドームという舞台に立ちたいという彼の直談判を受け、組んだカードです。ここで勝てばファンの気持ちも乗ってくるはずです。ダウトベックもフェザー級に腰を据えて戦う覚悟で来ますから、そこを超えてくるようであれば9月のカードを考えたいと思います。
――8月大会で決定したクレベルvs.秋元強真は、9月大会とは別ストーリーになる?
【榊原】9月のテーマは「復活」で、タイトルマッチがあるかは別として、それぞれが強豪相手にいかに復活を遂げるかを見せたい。また、秋元やクレベルには、フェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフを誰が止めるのかというコンテンダー争いを期待しています。
――無敗の王者、シェイドゥラエフ選手の今後については。
【榊原】契約の守秘義務があるのに、どこかのインタビューで「RIZINと残り2試合」とか言ってるけど(苦笑)。シェイドゥラエフの周りが、無敗のRIZIN王者のままUFCに行かせたいと思ってるけど、彼は何が何でもUFCに行きたいと言ってるわけではなく、「強い相手とやらせてくれ」と求めています。クレベルには一度勝ってるし、秋元強真についても鼻で笑う扱いなので、まずはその両者が戦って、機運を高めていければ。ただ、シェイドゥラエフが大みそかまで試合をしないわけではなく、7月を含めていつでもやるという余裕を見せていますので、彼を軸にしたカード編成も楽しみにしていてください。
――BreakingDownとの対抗戦についても、RIZINのCEOとしての考えを教えてください。
【榊原】芦澤竜誠選手が負けたまま、遠くから「素人の喧嘩だ」と批判しているくらいなら、自分で行ってぶっ潰してこい、というのが僕の考えです。BreakingDownのトップ勢は実力も備わっており、1分間の戦いには慣れています。(宇佐美正)パトリックは神戸大会でいい勝ち方をしたけど、怪物くんもヤマニハもRIZINの次の展開ができているわけではないので。アウェイの洗礼を受け、そこで注目を集めることができれば、RIZINでの次のカードを組めるきっかけにもなるでしょう。結果を出してくることを期待しています。
――井原選手が怪物くんに勝ったら、RIZIN参戦の可能性もある?
【榊原】どうなんでしょう、それは本当に井原選手次第じゃないですか。僕らが積極的にBreakingDownの選手をピックアップするってこともないのかな、と思っています。
――最後に、改めて地方で開催する意義を教えてください。
【榊原】僕らが地方へ出向くことでしか出会えないファンの人たちがたくさんいます。東京で開催し続ける方が効率は良いですが、それでは観客の裾野は広がりません。これまでビッグイベントがなかった地域に積極的に出ていき、次の未来の競技者、いわば「ダイヤモンドの原石」を見つけ出すきっかけにしたい。これからも、まだ行ったことのない地域へ積極的に行きたいと考えています。
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