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連立解消なら「高市早苗と書かない」総理指名選挙にも暗雲 「政治とカネ」折り合わず…自公連立に“最大の危機”

国内
2025-10-09 20:36

26年間続いた自民・公明の連立に最大の危機が迫っています。自民党の「政治とカネ」をめぐる姿勢に強い不信感を抱く公明党、はたして連立は維持できるのでしょうか?


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きょう午前の公明党の幹部会。斉藤代表は旧安倍派の幹部で自民党の幹事長代行に就任した萩生田氏や下村元文部科学大臣を念頭に、こう追及しました。


公明党 斉藤鉄夫 代表
「(参議院)選挙が済んでから、有力議員の秘書が略式起訴されたということや、裁判の過程で(派閥の)還流再開の指示をした有力議員がある名前が挙がったこと。政治不信の根底にあるこの問題について、自民党がしっかりとした姿勢を示してほしい」


自民・公明両党は連立の継続をめぐり、おととい、トップ会談をおこないましたが、公明側が主張する「企業・団体献金」の規制強化で折り合わず、結論は持ち越しに。あすの午後、再び会談を行う予定です。


こうした状況に公明幹部は…


公明幹部
「自民党の回答次第では、連立解消もやむなしだ」


公明党は今夜、党が重視する地方組織との意見交換をおこない、その上で再度、幹部会を開いて対応を協議する考えです。


自民党からは困惑の声が…


自民・閣僚経験者
「公明は無理なボールを投げてきている。これは本気で離脱する気だ」


なぜ今、公明党はここまで態度を硬化させているのでしょうか?


公明党は衆参の国政選挙で大敗。当時の石井代表や党の将来を担う多くの中堅、若手議員が議席を失いました。


公明党幹部
「不記載問題で最もダメージを受けたのは自民じゃなくて公明だ。自民党には反省し、真相解明する姿勢を示してもらわないと支持者や党員に目を向けられない」


今月20日以降に召集が予定される臨時国会での総理指名選挙をめぐる対応についても…


公明・斉藤代表(8日配信のネット番組で)
「連立をしなければ『高市早苗』とは書かない」


高市氏の側近は憤りを隠しません。


高市氏側近
「総理指名で『高市』と書かなければアウトだ。次の選挙で『比例は公明党』と僕らも言えなくなるわけだから。党勢回復など見込めないね」


折り合う気配のない両党。


26年続いた自公の連立政権は、まさに岐路に立っています。


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