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2026-11-06 17:39
2026年上半期のオリコンBOOKランキング総合1位を獲得し、累計売上66万部を突破した『科学的に証明された すごい習慣大百科』(SBクリエイティブ)。その著者である明治大学法学部教授の堀田秀吾氏を「オリコンBizトーク」のスタジオに迎え、データと科学的エビデンスに基づいた行動自動化の技術について話を聞いた。前後編の2部構成となる今回の前半では、ビジネスパーソンにお勧めしたい習慣ベスト5などを深掘りした。
堀田が執筆した同書は、2025年10月27日付のオリコン週間BOOKランキングで1位を獲得したのち、26年度の上半期ランキングでも1位となった。さらにジャンル別の自己啓発書においては、25年8月25日付から26年9月14日付ランキングまで、56週連続1位という驚異的な記録を作っている。これだけ売れ続けていることについて堀田は、至る所で本を見たという報告を受け、仕事の量も増えてありがたいと反響の大きさを語った。
堀田は、法言語学や心理言語学を専門に研究している。これまでに70冊以上の著書を手掛け、この2年間だけでも10冊以上を出版しているという。科学的に役立つ情報を次々と発信することから、自身を“エビデンス職人”と呼んでいる。もともとは英語の教師を目指してアメリカへ渡ったが、偶然から研究者になったという異色の経歴を持つ。
留学先のシカゴ大学での最初のオリエンテーションで、学部長から博士課程の学生として歓迎された際、自分が修士ではなく博士課程に間違って登録されていることに気づいた。当時の日本では数年のブランクが空くと教員採用試験が難しくなると言われていたため、そのまま研究の道に進むしかなかったという。だが、その難易度の高い学問の道で、例えば重くて大きな椅子を使い、一度座ったら動くのが面倒になる環境を構築するなど、学生時代から無意識のうちに行動を習慣化する仕組みを取り入れていた。
何かを習慣化しようとしても、三日坊主で終わってしまう人は多い。これについて堀田は、人間には現状維持バイアスがあり、今の状態が嫌でなければそのままを選ぶ生き物なのだと解説する。現代社会は食料や住居があり、安心安全が実現されている。生物学的には最良の状態であるため、新しいことを始めるという現状に抗う行為を脳と体は嫌がるという。意思の力では生物学的な本能に勝てないため、人に宣言してやらざるを得ない状況を作るなど、そうせざるを得ない仕組みを作ることが一番大事だと強調した。
番組内では、同書の112個の習慣の中から、忙しいビジネスパーソンにお勧めしたい習慣ベスト5が発表された。第5位は「他人の幸せを願う」である。道を歩いていて知らない人を見かけたら、その人の幸せを全力で願うだけだという。脳は1つの感覚を引きずる特性があり、他人の幸せを願うポジティブな感覚がその後も続く。また、他人のために何かをした時に喜びを感じる脳の元々のメカニズムを利用した、簡単に幸せになれる方法である。
第4位には「本を読む」を挙げた。本を読むと学力が上がるだけでなく、さまざまな言葉を知ることで語彙力も増える。とくに小説などのフィクションを読むことは、感情のコントロールにもつながると言われており、大きなメリットがあるという。
第3位は、「大勝負の前に“私はワクワクしている”と口に出す」を選んだ。大勝負の前には不安になるものだが、そこで不安だと言ってしまうとパフォーマンスが下がる。脳は体の感覚や状態を見て体の最適化を行うため、不安だと言うと防御体制に入り、縮こまって外部を遮断しようとするからだ。そこで、言葉によって脳の解釈を変え、脳を騙すことが有効になる。元気な動きをすると元気になるように、嘘の信号を送ることで望む方向へ導くことができるという。
第2位は「ジムに行く」ことだった。運動をすると、人間はほかのことも整えようとする心理が働くという。約束を守るようになったり、飲酒や喫煙を控えたりするなど、1つのきちんとした行動がほかの行動にも波及していく。運動して気持ちいいと感じると、部屋を片付けたり勉強したりして、ほかのこともちゃんとやって気持ちよくなろうとする仕組みだという。
そして堀田氏が第1位に推したのが、“もし○○したら○○する”という「イフ・ゼン・プランニング」だ。この場合にはこうするというルールを生活の中にたくさん用意しておくことで生活の質が上がり、意思決定に使うエネルギーを保存できる。
堀田自身も忘れ物を防ぐため、明日持っていくものは必ず玄関に置いておくといったルールを実践しているという。また、午後11時のスポーツニュースを見たら30分本を読んで寝るといったことも有効である。スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたように、ルールを決めておけば迷うことがなくなり、大切な人のために大切な時間を使えるようになると語った。初めて入るラーメン店でメニューに迷った際、券売機の左上を選ぶというルールも、失敗したときの後悔を減らす有効な手段だという。
11月1日には、大ヒットの続編となる『科学的に証明された やめる習慣大百科』(SBクリエイティブ)が発売された。前作が新しい習慣を増やす足し算の本であったのに対し、新刊はやめることで人生の質を上げていく引き算の本だという。番組の後半では、この新刊の話とともに、絶対にやめるべき習慣ワースト5を発表する。
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堀田が執筆した同書は、2025年10月27日付のオリコン週間BOOKランキングで1位を獲得したのち、26年度の上半期ランキングでも1位となった。さらにジャンル別の自己啓発書においては、25年8月25日付から26年9月14日付ランキングまで、56週連続1位という驚異的な記録を作っている。これだけ売れ続けていることについて堀田は、至る所で本を見たという報告を受け、仕事の量も増えてありがたいと反響の大きさを語った。
堀田は、法言語学や心理言語学を専門に研究している。これまでに70冊以上の著書を手掛け、この2年間だけでも10冊以上を出版しているという。科学的に役立つ情報を次々と発信することから、自身を“エビデンス職人”と呼んでいる。もともとは英語の教師を目指してアメリカへ渡ったが、偶然から研究者になったという異色の経歴を持つ。
留学先のシカゴ大学での最初のオリエンテーションで、学部長から博士課程の学生として歓迎された際、自分が修士ではなく博士課程に間違って登録されていることに気づいた。当時の日本では数年のブランクが空くと教員採用試験が難しくなると言われていたため、そのまま研究の道に進むしかなかったという。だが、その難易度の高い学問の道で、例えば重くて大きな椅子を使い、一度座ったら動くのが面倒になる環境を構築するなど、学生時代から無意識のうちに行動を習慣化する仕組みを取り入れていた。
何かを習慣化しようとしても、三日坊主で終わってしまう人は多い。これについて堀田は、人間には現状維持バイアスがあり、今の状態が嫌でなければそのままを選ぶ生き物なのだと解説する。現代社会は食料や住居があり、安心安全が実現されている。生物学的には最良の状態であるため、新しいことを始めるという現状に抗う行為を脳と体は嫌がるという。意思の力では生物学的な本能に勝てないため、人に宣言してやらざるを得ない状況を作るなど、そうせざるを得ない仕組みを作ることが一番大事だと強調した。
番組内では、同書の112個の習慣の中から、忙しいビジネスパーソンにお勧めしたい習慣ベスト5が発表された。第5位は「他人の幸せを願う」である。道を歩いていて知らない人を見かけたら、その人の幸せを全力で願うだけだという。脳は1つの感覚を引きずる特性があり、他人の幸せを願うポジティブな感覚がその後も続く。また、他人のために何かをした時に喜びを感じる脳の元々のメカニズムを利用した、簡単に幸せになれる方法である。
第4位には「本を読む」を挙げた。本を読むと学力が上がるだけでなく、さまざまな言葉を知ることで語彙力も増える。とくに小説などのフィクションを読むことは、感情のコントロールにもつながると言われており、大きなメリットがあるという。
第3位は、「大勝負の前に“私はワクワクしている”と口に出す」を選んだ。大勝負の前には不安になるものだが、そこで不安だと言ってしまうとパフォーマンスが下がる。脳は体の感覚や状態を見て体の最適化を行うため、不安だと言うと防御体制に入り、縮こまって外部を遮断しようとするからだ。そこで、言葉によって脳の解釈を変え、脳を騙すことが有効になる。元気な動きをすると元気になるように、嘘の信号を送ることで望む方向へ導くことができるという。
第2位は「ジムに行く」ことだった。運動をすると、人間はほかのことも整えようとする心理が働くという。約束を守るようになったり、飲酒や喫煙を控えたりするなど、1つのきちんとした行動がほかの行動にも波及していく。運動して気持ちいいと感じると、部屋を片付けたり勉強したりして、ほかのこともちゃんとやって気持ちよくなろうとする仕組みだという。
そして堀田氏が第1位に推したのが、“もし○○したら○○する”という「イフ・ゼン・プランニング」だ。この場合にはこうするというルールを生活の中にたくさん用意しておくことで生活の質が上がり、意思決定に使うエネルギーを保存できる。
堀田自身も忘れ物を防ぐため、明日持っていくものは必ず玄関に置いておくといったルールを実践しているという。また、午後11時のスポーツニュースを見たら30分本を読んで寝るといったことも有効である。スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたように、ルールを決めておけば迷うことがなくなり、大切な人のために大切な時間を使えるようになると語った。初めて入るラーメン店でメニューに迷った際、券売機の左上を選ぶというルールも、失敗したときの後悔を減らす有効な手段だという。
11月1日には、大ヒットの続編となる『科学的に証明された やめる習慣大百科』(SBクリエイティブ)が発売された。前作が新しい習慣を増やす足し算の本であったのに対し、新刊はやめることで人生の質を上げていく引き算の本だという。番組の後半では、この新刊の話とともに、絶対にやめるべき習慣ワースト5を発表する。
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