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川尻将由監督『CHERRY AND VIRGIN』カナダの映画祭で2冠 アニメ、実写、漫画を融合させた作風に注目

エンタメ
2026-08-06 12:49
川尻将由監督『CHERRY AND VIRGIN』カナダの映画祭で2冠 アニメ、実写、漫画を融合させた作風に注目
川尻将由監督による初長編ラブストーリー、映画『CHERRY AND VIRGIN』「第30回ファンタジア国際映画祭」長編アニメ部門で観客賞・金賞を受賞
 川尻将由監督による初の長編アニメーション映画『CHERRY AND VIRGIN』(2027年公開予定)が、カナダ・モントリオールで開催中の「第30回ファンタジア国際映画祭」で、長編アニメ部門の観客賞・金賞を受賞した。

【動画】川尻監督の短編『ある日本の絵描き少年』本編映像

 本作は、同映画祭のAnimation Plus部門「今敏コンペティション」でも審査員特別賞を受賞しており、ダブル受賞となった。

 物語の主人公は、創作に悩み、くすぶり続ける成人向け漫画家の本田遼と、プロの作家になる夢に挫折し、現実の男性に苦手意識を持つ榎本亜美。30歳前後になるまでリアルな恋愛を経験してこなかった2人が偶然出会い、戸惑いながらも他者と関わって生きることの“苦しさ”と“愛おしさ”を知っていく。現代のサブカルチャーを背景にしたラブストーリーとなる。

 川尻監督は1987年生まれ、鹿児島県出身。短編アニメーション『ある日本の絵描き少年』(2018年)で、第40回ぴあフィルムフェスティバル準グランプリ、第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第74回毎日映画コンクール大藤信郎賞などを受賞した。アニメーション、実写、漫画を融合させた作風で注目を集めている。

 本作も実写映像をベースにアニメーションを制作する「ロトスコープ」の手法を採用。アニメーションに実写や漫画の要素も組み合わせ、複数のクリエーターによる異なるデザインと世界観を一つの場面に共存させている。川尻監督の独創的な従来のアニメーションの枠を超えた映像表現も魅力になっている。

 主人公2人のキャラクターデザインは、本田を漫画家の高柳カツヤ、榎本を『26歳処女、チャラ男上司に抱かれました』の仲春リョウが担当。イメージボードと色彩設計は、イラストレーターの前田ミックが手がけた。

 さらに、『恋愛代行』などで知られ、VTuberのキャラクターデザインも手がける漫画家・イラストレーターの西沢5ミリが本人役で自らデザインしたアバターの姿で登場し、声も担当している。


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