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【速報】万博イタリア館の世界的至宝、大阪で“継続展示” 「ファルネーゼのアトラス」など市立美術館で

エンタメ
2025-10-10 14:38
【速報】万博イタリア館の世界的至宝、大阪で“継続展示” 「ファルネーゼのアトラス」など市立美術館で
万博イタリア館→大阪市立美術館へ 特別展『天空のアトラスイタリア館の至宝』
 大阪・関西万博の「イタリア館」で展示されている貴重な展示の一部が、“継続展示”されることが10日、発表された。大阪市立美術館の特別展『天空のアトラスイタリア館の至宝』が、10月25日~来年1月12日まで開催される。

【画像】万博イタリア館“継続展示”…レオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」、ペルジーノの「正義の旗」

 万博は10月13日に閉幕する。なかでも、イタリア館は「芸術が生命を再生する」をテーマに、古代から現代まで幅広い作品が披露されて、大きな話題を呼び、連日大行列となった。

 特別展『天空のアトラスイタリア館の至宝』は、日本とイタリアの国交160周年を記念し、大阪・関西万博のレガシーを文化的に継承することを目的とするもの。

 イタリア館で披露されたものから、古代からルネサンスに至る西洋美術史の流れを象徴する「ファルネーゼのアトラス」を筆頭に、ルネサンス期を代表する万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「アトランティコ手稿」、巨匠ラファエロの師ペルジーノの傑作「正義の旗」の3件を厳選し、大阪市立美術館で展示する。

■日伊国交160周年記念大阪・関西万博開催記念 
特別展『天空のアトラスイタリア館の至宝』
会期:2025年10月25日(土)~2026年1月12日(月・祝)(65日間)
休館日 :毎週月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館)、12月29日~1月2日
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:大阪市立美術館(天王寺公園内)

・開催にあたって
2026年に日本とイタリアが国交160年を迎えることを祝し、万博で人気を博したイタリアの至宝が、新たな友好の証として次章へ引き継がれます。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催された2025大阪・関西万博で、イタリア館は「芸術が生命を再生する」をテーマに、古代から現代までの名品で多くの人々を魅了しました。
本展では、人類普遍の「宇宙」「信仰」「正義」「知識」を体現する3件―「ファルネーゼのアトラス」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」、ペルジーノの「正義の旗」―を厳選し、大阪市立美術館で公開します。
日本とイタリアを結ぶ架け橋を築き、古代からルネサンスを経て現代へとつながる物語を描くことで、万博の文化的遺産を次世代へ継承することを目指します。
主催者

・出展作品について
古代彫刻の最高傑作と称される《ファルネーゼのアトラス》は、重い天球を抱えるギリシア神話の巨神アトラスを象り、その天球に精緻に刻まれた星座や黄道十二宮とともに、古代彫刻の真髄を伝える極めて希少な作品です。
ルネサンス時代に活躍した「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチの《アトランティコ手稿》は、数学・天文学から植物学・動物学、さらには土木工学や軍事技術にまで及ぶ幅広い知的探究を収め、レオナルドの高い知性を余すところなく示しています。
さらに、レオナルドと並び称されるラファエロ。その師であり大きな影響を与えた巨匠ペルジーノの代表作《正義の旗》は、ペルージャの宗教団体の行列のために描かれ、深い信仰心と精神性を見事に表現しています。
このたびの展覧会は、古代ギリシアの精神からルネサンスの創造力へと連なる人類の美と叡智の系譜を一堂に体感できる、極めて貴重な機会となります。歴史を超えて輝き続ける傑作の数々を、ぜひ多くの方々にご鑑賞いただきたいと強く推薦いたします。
本展監修者:神戸大学大学院教授 宮下規久朗

・展示作品(予定)
ファルネーゼのアトラス
西暦2世紀
大理石
高さ193センチ、直径102センチ
ナポリ国立考古学博物館
※万博でアジア初公開

ピエトロ・ヴァンヌッチ(通称ペルジーノ)(1450~1523年)
正義の旗―聖フランチェスコ、シエナの聖ベルナルディーノ、祈る正義兄弟会の
会員たちのいる聖母子と天使
1496年
油彩、カンヴァス
218×140センチ
ウンブリア国立美術館(ペルージャ)
※万博でイタリア国外初公開

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519年)
『アトランティコ手稿』第156紙葉 表「水を汲み上げ、ネジを切る装置」
1480~1482年頃
紙にペン、インク、水彩
255×210ミリ
アンブロジアーナ図書館(ミラノ)
※本展で日本初公開

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519年)
『アトランティコ手稿』第1112紙葉 表「巻き上げ機と油圧ポンプ」
1478年頃
紙にペン、インク
203×286ミリ
アンブロジアーナ図書館(ミラノ)
※本展で日本初公開

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