電動キックボード利用者の安全意識と実態調査、自己評価の高さとルールの認識にギャップ
2026-04-06 11:00:00

MS&ADインターリスク総研が実施した調査によると、電動キックボードのシェアリングサービス利用者の多くは自身の安全運転への意識は高いと評価していますが、実際の交通ルール遵守には課題が見られました。
調査概要
MS&ADインターリスク総研株式会社は、2026年1月に電動キックボードのシェアリングサービス利用者500人を対象としたアンケート調査を実施しました。この調査は、利用者の安全運転に対する意識、交通ルールの理解度、および実際の運転実態を明らかにすることを目的としています。調査結果の詳細は同社ホームページで公開されますが、ここではその概要が報告されています。調査実施期間:2026年1月20日~26日
回答者数:500人(男性253人、女性247人)
回答者属性(年齢):20~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳の4区分で各125人
回答者属性(運転頻度):別途記載(図表3、4参照)
利用者の安全意識とルールの自己評価
調査結果によると、電動キックボード利用者の多くは、自身の運転が他のユーザーと比較して安全であると考えていることが明らかになりました。「そう思う」および「ややそう思う」と回答した割合は合計で84.8%に達しました。これは、利用者の安全運転に対する自己評価が高い傾向を示しています。交通ルール遵守の実態と課題
一方で、自身の運転における交通ルール遵守状況を尋ねた設問では、約65.6%が「守れていなかったかもしれない」と回答しており、自己評価の高さとは対照的な結果となりました。「違反はしていない」と回答したのは全体の34.4%にとどまっています。具体的に守れていなかった可能性のある交通ルールとして最も多く挙げられたのは「車道の左側通行」(23.8%)でした。次いで「二段階右折」(18.0%)、「飲酒運転の禁止」(17.4%)が多くの回答を集めました。
特に、週に2~3回以上電動キックボードを運転する利用者(36.2%)や、交通ルールを詳しく知っていると回答した利用者(26.2%)の間でも、「飲酒運転の禁止」を守れていなかったかもしれないという認識が見られました。これは、頻繁な利用者やルール理解者においても、遵守意識の向上が必要であることを示唆しています。
運転中の危険体験と主な要因
電動キックボードの運転中に危険を感じた経験について、約6割の利用者が「ある」と回答しました。危険を感じた具体的な状況として最も多かったのは「自動車と接触しそうになった」で、47.3%にのぼりました。これは、自動車との接触リスクが電動キックボード利用者にとって大きな懸念事項となっていることを示しています。まとめ
MS&ADインターリスク総研の調査では、電動キックボード利用者の安全運転に対する自己評価は高いものの、実際の交通ルール遵守においては、特に左側通行や飲酒運転の禁止などにおいて課題があることが浮き彫りになりました。また、運転中の危険体験として自動車との接触リスクが挙げられており、安全な利用に向けた啓発活動やルールの周知徹底が引き続き重要であることが示唆されました。関連リンク
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情報提供元: ぷれにゅー